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手越祐也が語るサッカーへの思い。
独立後に本田圭佑と“ウェブ会議”。
text by
鈴木竜太Ryuta Suzuki
photograph byRyuta Suzuki
posted2020/07/31 19:00
子供たちとのミニゲームにも“ガチ”で取り組む手越祐也。サッカー歴は28年にのぼる。
Jリーガーのセカンドキャリアの支援活動。
今回のサッカー教室はサッカーへの恩返しの一環だと語る手越。彼がいま真剣に取り組もうとしているのは、Jリーガーのセカンドキャリアの支援活動だ。
「海外の試合を見てきて強く感じたのが、日本のサッカー界をもっと盛り上げたいという気持ちです。
選手生命は決して長いとはいえず、ケガのリスクもある中で、セカンドキャリアの保証が何もないのが現状です。独立してから経営についても学んでいるので、今後、選手の引退後の道を何かの形でサポートしていきたいと考えています」
内田だけでなく、田中順也(ヴィッセル神戸)、宇佐美貴史(ガンバ大阪)など現在Jリーグに在籍するさまざまな選手と交流がある手越だからこそ、その目は自然と国内リーグに向かっていた。
サッカーに関するボランティア活動も機会があれば引き続き行っていくつもりだ。
「僕、子供が好きなんですよ。ジャニーズ時代も、街を歩いていると声をかけてくれる人の7、8割は男の子(笑)。『やべー手越だ!』って近寄ってくるんですが、そういう男性のアイドルってあんまりいないですよね。
ただ、相手が年下でもやるからには真剣勝負。サッカーもテレビゲームもなんであろうと一番じゃないと気が済まない性格ですから。『負けていい試合はない』が合言葉(笑)。
子供たちには、夢を真摯に追い続ければいつか絶対かなうということを知ってほしい。“あの金髪”がなんか言ってたなあって、覚えていてくれてたら嬉しいですね」