丸ちゃんのGreen TalkBACK NUMBER
丸山茂樹からキムタクへの感謝。
「ゴルフにハマってくれて嬉しい」
posted2018/09/19 10:30
text by
丸山茂樹Shigeki Maruyama
photograph by
Getty Images
今の世の中はインターネット上などに様々な情報が溢れています。真実を報道しているもの、有益なものと、そうでないものを取捨選択していますが、そんな情報の洪水の中で、先日、すごく嬉しいニュースがありました。
木村拓哉さんがゴルフブランドのアンバサダーに就任して、記者発表を行ったことです。ジャニーズの大スターが皆さんの前で、ゴルフに「どハマりしている」と公言してくれた。これは我々の業界にとってすごくいいことです。
あくまで噂なんですが、俳優さん、タレントさんなどイメージを大事にする職業の方たちの中には、実際はゴルフをやっているんですが、事務所の方針でそれを公にしないという人が結構いると聞いたことがあります。
それはゴルフの難しさや、お金がかかって敷居が高いというイメージが影響しているのでしょう。ゴルフというスポーツがなかなか「一般化」できない一因ではないかという気がします。
ゴルフは入りづらいレストラン?
そういう中で木村さんが、「ゴルフに向き合っていきたい」という発言をしてくれた。また、前巨人監督の原辰徳さんがシニアツアー「ファンケル クラシック」に出場して、ファンケルの入場者数は断トツの1位になりましたよね。ゴルフ界に新たなスター選手が登場するということも重要なんですが、業界外の人たちの力によって、このスポーツが日本において、もっと広く、一般化、大衆化していくということも重要だと思います。
おそらく、ゴルフは多くの人に“入りづらいレストラン”というイメージを抱かれているのではないでしょうか。これは会員権が高騰したバブルの一時期にゴルフ場が差別的な対応をしたせいもあるのかなと思います。
僕自身もジュニアの時に、「このゴルフ場は、子供はプレーできないらしい」という話をよく耳にしました。本当はカジュアルなものなのに、フォーマルを装ってしまった。でも今は、底上げが叫ばれ、多くのゴルフ場がジュニアに向けて開放しています。