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レイソルの“J2オールスター”化。
個人昇格組の適応と「福岡修行」。

posted2020/07/31 11:40

 
レイソルの“J2オールスター”化。個人昇格組の適応と「福岡修行」。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

J2で育った選手がJ1でも存在感を発揮する流れは拡大しているが、中でもレイソルは顕著だ。

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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J.LEAGUE

 柏レイソルの調子がいい。7月4日のJ1リーグ再開後に3連敗を喫したものの、スタメンをガラリと入れ替えた5節の湘南ベルマーレ戦から3連勝を飾っている。

 メンバー変更後の柏は、“J2オールスター”の装いである。

 湘南戦で初スタメン初ゴールを記録した仲間隼斗は、高校卒業とともに当時J2のロアッソ熊本とカマタマーレ讃岐で地力を蓄え、2018年のファジアーノ岡山入りでブレイクしたアタッカーだ。昨シーズンは15ゴールを叩き出し、アカデミー時代を過ごした古巣への帰還を果たした。

 湘南戦に続いて浦和戦、仙台戦でも先発に名を連ね、3試合連続で得点も決めている。岡山でショートカウンターの担い手となっていたこの28歳は、スピード豊かなドリブルでボールを運び、左右両足から威力のあるシュートを放つ。

 守備面での貢献度も高い。攻から守へ素早く切り替え、球際で激しくファイトする。ネルシーニョ監督の要求を攻守にわたって体現できているのは、移籍を繰り返すことで環境適応能力が磨かれたからなのだろう。

「ゴールを取れていることは良いこと。チームが3連勝できたこともポジティブなこと。これを続けていきたい」と、気負いのない表情で話す。

神谷優太が叩き出したJ1初ゴール。

 愛媛FCから加入した神谷優太は、ここまで全7試合に出場している。'16年に湘南ベルマーレへ入団した当時は正統派の攻撃的MFといった印象で、'18年から期限付き移籍した愛媛でもアタッキングサードで違いを生み出していた。

 柏では2列目のサイドを主戦場に、守備でもハードワークする。6節の浦和レッズ戦では移籍後初にしてJ1初ゴールを叩き出した。

 1997年4月生まれの東京五輪世代である。一時は競争から置いていかれそうになったメンバー入りも、柏での活躍次第で可能性が広がっていくに違いない。翌7節のベガルタ仙台戦で、前半に負傷交代したのは気がかりだが……。

【次ページ】 J2最多の22点を量産した呉屋。

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