モタが6番あたりにいてくれたら……。

――適応能力が高そうだ、と。

「そうですね。もともと彼はコンタクト率が高いんですよ。勝負強いしね。そういうことから考えると、彼が岡本の後を打ってくれたらいい形ができるなと思っているんです」

――5番打者は懸案ですよね。

「そう1番と5番ですね。今年の懸案は。

　で、1番には尚輝となれば、1つの理想型ができる。そこにこれまでのウチにはいなかったタイプのね、モタという選手が出てきている。これは面白い選手。あれだけバットを振れる選手というのは、ウチにいないものね！　

　二軍で慎之助が一生懸命、鍛えてきたし、何かあると『二軍に帰る？』って聞く。するとそれが一番嫌だって（笑）」

――あのパワーは魅力ですね。

「魅力！　これは外国人枠というのがあるけど、彼が6番あたりにいてくれたら、打線は非常に大きな変化が生まれるはずです。そうすると枠的にはピッチャーが2人になるから、先発と抑えでいければ理想です」

外国人の4枠をどう配分するか。

――投手はデラロサとサンチェスの両投手となる。

「そうですね。ただ、ビエイラというピッチャーも実戦の方がいいんだよね。だからこれから見ていかないといけない。

　外国人枠が4枠しかないという中で、それをどういういう風に配分するのかというのも、私の大事な仕事だと思いますね。

　確かに先発ピッチャーは必要ですが、C.C.（メルセデス）の場合は、先発なら投げて抹消ということも考えられる。パーラーが入ってモタが入るならば、ビエイラは使えない。ビエイラは使うとすればセットアッパーですね」

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