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U-17W杯で知っておきたい有望株。
ブラジル紙が見た若き日本の印象は。
posted2019/10/26 11:50
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
Getty Images
世界各国のスーパースターの卵が集結する大会、それが1985年に創設され、以後、2年毎に行なわれてきたU-17ワールドカップ(W杯)である。
18回目を迎える今大会は、今月26日から来月17日まで「フットボール王国」ブラジルで開催される。
過去に出場した選手は錚々たる面々だ。例えばスペインならMFアンドレス・イニエスタ(バルセロナ、ヴィッセル神戸)、FWダビド・ビジャ(ヒホン、バルセロナ、神戸など)、FWフェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー、リバプール、サガン鳥栖など)が経験者だ。
ブラジルでも1997年大会でMFロナウジーニョ(グレミオ、バルセロナなど)、FWネイマール(サントス、バルセロナ、パリ・サンジェルマン)といった名手もピッチに立った。
中田、小野、南野、久保も出場。
また日本を見ても、1993年大会にMF中田英寿(当時韮崎高/平塚、ペルージャ、ローマなど)、DF宮本恒靖(G大阪ユース/G大阪、ザルツブルクなど)が出場したのを皮切りに、MF小野伸二(清水商/浦和、フェイエノールト、FC琉球など)らが参戦し、その後、日本代表の主軸を担っている。
現代表で見ても、MF中島翔哉(東京Vユース/東京V、ポルティモネンセ、ポルトなど)、MF南野拓実(C大阪ユース/C大阪、ザルツブルク)、久保建英(FC東京U-18/FC東京、レアル・マドリー、マジョルカ)らが同大会で貴重な経験を積み、その後の飛躍につなげている。
国別の通算優勝回数はナイジェリアの5度が最多で、ブラジルが3度で続き、ガーナとメキシコが2度ずつ。日本の最高成績は1993年と2011年のベスト8で、2017年の前回大会はベスト16。今回こそ8強の壁を破って、さらに上を目指したいところだ。