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南野拓実のゴールへの情熱は不変。
相手がリバプールでもモンゴルでも。 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byTsutomu Takasu

posted2019/10/13 11:50

南野拓実のゴールへの情熱は不変。相手がリバプールでもモンゴルでも。<Number Web> photograph by Tsutomu Takasu

自分のチームでゴールを決める選手を、監督は決して忘れない。森保監督にとっては、南野拓実が筆頭である。

森保監督との相性も良好。

 むしろ、ゴールへの情熱にしても、ザルツブルクへ渡った2015年1月から少しも変わることなく言い続けてきたことだ。一昨シーズンと昨シーズンはELで勝ち進んでいるし、今シーズンはCLを戦っている。

 それと比べれば、国内のカップ戦や下位チームとのリーグ戦は強度もレベルも下がることがある。それでも魂を燃やすように、ゴールへの情熱に火をくべつづけている。

 森保体制のもとで3バックと4バックの使い分けはあるにせよ、戦術面での大きな進歩を期待するのは難しい。

 むしろ、現指揮官の最大の長所は、選手の持っている力を最大限に発揮するために尽力するところにある。それはつまり、カタールW杯までに期待できるのは、チームとしての上積みでなく、個々の選手が持つ能力や経験値の上積みである。

 晴れの日も雨の日も、最高峰の舞台でも気が抜けそうな試合でも、満員のスタジアムでも空席の見えるスタジアムでも、同じようにゴールネットを揺らす情熱を燃やし続ける南野には、W杯カタール大会でのキーマンとなる可能性がある。

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