ビッグマッチ・インサイドBACK NUMBER
グリーズマン、アザール、新星。
リーガの顔となるエース候補たち。
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寺沢薫Kaoru Terasawa
photograph byGetty Images
posted2019/08/15 11:30
![グリーズマン、アザール、新星。リーガの顔となるエース候補たち。<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/350/img_84f78897b62528b31625ecc885a2050c151071.jpg)
憧れのジダンの下へやってきたエデン・アザール。銀河系軍団の新エースとして懸かる期待は相当のものだ。
若き日のC・ロナウドを彷彿させる19歳。
前者2人に比べれば国際的にはまだまだ無名かもしれないが、アトレティコでグリーズマンの「背番号7」を襲名したジョアン・フェリックスのプレーも、新シーズンの大きな見どころだ。1999年、ポルトガル生まれの19歳。昨季、ベンフィカでトップチーム昇格1年目ながら26試合出場15ゴール7アシストと目覚ましい活躍を見せ、ELではハットトリックも達成する衝撃のデビューを果たし、欧州で一躍注目を浴びる存在となった。
圧倒的なテクニックと豊富なアイデア、スピーディーかつダイナミックなドリブルはまさにC・ロナウドの若い頃にそっくりで、アトレティコでもすぐさまエースとなり、それどころかリーガの顔と言えるスーパースターになれる素質は十分。
技術に加えて、熱血監督ディエゴ・シメオネの下で戦う姿勢やタフなプレーも身につけられれば、真のクラッキへの階段を駆け上がれるはず。そんな彼のリーガ・デビューシーズンを見られるのは、サッカーファンとして幸せな機会だ。
それぞれがチームに新しい息吹を吹き込んだからこそ、今季のビッグ3による優勝争いは、予想がつかない面白さがある。
ただひとつ言えるのは、それぞれが攻撃的で、エンターテイメント性に富んだハイレベルなプレーを約束してくれるであろうということ。
8月16日、アスレティック・ビルバオ対バルセロナの一戦で、この夏もリーガ・エスパニョーラの幕が開ける。スーパースターたちがピッチで見せる妙技を、今季もぜひ堪能したい。
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