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今のプロ野球が前後期制だったら。
意外と差がつく後半戦の勝敗数。 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNaoya Sanuki

posted2019/07/22 08:00

今のプロ野球が前後期制だったら。意外と差がつく後半戦の勝敗数。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

今シーズン、巨人は前半戦でセ・リーグの貯金を独占するなど圧倒的な強さを誇る。彼らを止めるチームは現れるか。

シーズン最終成績を見てみると。

 なお以下が、2018年の最終成績である。

<セ・リーグ>
1広島 143試82勝59敗2分 率.582 差--
2ヤクルト 143試75勝66敗2分 率.532 差7.0
3巨人 143試67勝71敗5分 率.486 差13.5
4DeNA 143試67勝74敗2分 率.475 差15.0
5中日 143試63勝78敗2分 率.447 差19.0
6阪神 143試62勝79敗2分 率.440 差20.0

<パ・リーグ>
1西武 143試88勝53敗2分 率.624差--
2ソフトバンク 143試82勝60敗1分 率.577差6.5
3日本ハム 143試74勝66敗3分 率.529差13.5
4オリックス 143試65勝73敗5分 率.471差21.5
5ロッテ 143試59勝81敗3分 率.421差28.5
6楽天 143試58勝82敗3分 率.414差29.5

ヤクルトの猛反撃と阪神の失速。

 セ・リーグでは猛反撃したヤクルトが2位に浮上した。そして巨人はナインが辞任を表明した高橋由伸監督をクライマックスシリーズに連れていこう、と奮起して3位に滑り込んだ。逆にシーズン終盤に過密日程となった阪神は、シーズン通じても最下位に転落してしまった。

 パ・リーグではソフトバンクが抜け出して2位に食い込んだ。その勢いを駆ってクライマックスシリーズで西武を下し、日本シリーズに進出して広島を破り日本一になるのだ。

 長いペナントレース、どんな強いチームでも調子を落とすことがあるし、不振のチームでも息を吹き返すことがある。シーズンを前後半に分けると、一味違ったドラマが見えるのだ。

【次ページ】 2019年前半戦の勝敗表は……。

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