酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
今のプロ野球が前後期制だったら。
意外と差がつく後半戦の勝敗数。
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNaoya Sanuki
posted2019/07/22 08:00
今シーズン、巨人は前半戦でセ・リーグの貯金を独占するなど圧倒的な強さを誇る。彼らを止めるチームは現れるか。
2018年の前半戦はどうだったか。
以下は2018年オールスター前のセ・パ両リーグの順位だ。
<セ・リーグ>
1広島 76試43勝32敗1分 率.573 差--
2巨人 82試40勝41敗1分 率.494 差6.0
3阪神 74試35勝38敗1分 率.479 差7.0
4DeNA 78試36勝40敗2分 率.474 差7.5
5中日 81試37勝43敗1分 率.463 差8.5
6ヤクルト 77試34勝42敗1分 率.447 差9.5
<パ・リーグ>
1西武 78試46勝31敗1分 率.597 差--
2日本ハム 79試44勝34敗1分 率.564 差2.5
3ソフトバンク 76試39勝37敗0分 率.5131 差6.5
3オリックス 80試39勝37敗4分 率.5131 差6.5
5ロッテ 80試40勝38敗2分 率.5128 差6.5
6楽天 79試29勝49敗1分 率.372 差17.5
わずか1年前だが、多くの人は去年のこの時期のペナントレースなどもう記憶にないだろう。
セは広島が独走、パは混戦模様。
セ・リーグは広島が独走状態。2位以下は交流戦で劣勢だったこともあり5割を切っていたが、2位巨人から最下位ヤクルトまでは3.5差と、混戦模様だった。
対照的にパ・リーグは5位までが5割以上をキープしていた。西武が菊池雄星(現マリナーズ)、山川穂高の活躍で首位、2位に日本ハムがつけていた。
ソフトバンクはクローザーのサファテが離脱するなど故障者も多くオリックス、ロッテとゲーム差なしの中位に低迷。そして同じくクローザーの松井裕樹が不振に陥った楽天が1人負けの様相だった。