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今のプロ野球が前後期制だったら。
意外と差がつく後半戦の勝敗数。 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNaoya Sanuki

posted2019/07/22 08:00

今のプロ野球が前後期制だったら。意外と差がつく後半戦の勝敗数。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

今シーズン、巨人は前半戦でセ・リーグの貯金を独占するなど圧倒的な強さを誇る。彼らを止めるチームは現れるか。

2019年前半戦の勝敗表は……。

 プロ野球の成績は日々アップデートされる。シーズン途中での数字は、そこでデータを捕捉しておかなければ、後からは追いかけにくくなるものだ。今シーズンの後半戦が始まったのは7月15日、その試合前時点での両リーグ順位表をここに記しておこう。

<セ・リーグ>
1巨人 80試48勝31敗1分 率.608 差--
2DeNA 82試39勝41敗2分 率.488 差9.5
2阪神 84試39勝41敗4分 率.488 差9.5
4広島 84試38勝43敗3分 率.469 差11.0
5中日 80試37勝43敗0分 率.463 差11.5
6ヤクルト 84試34勝48敗2分 率.415 差15.5

<パ・リーグ>
1ソフトバンク 84試48勝32敗4分 率.600 差--
2日本ハム 84試41勝39敗4分 率.513 差7.0
3西武 82試41勝40敗1分 率.506 差7.5
4楽天 82試40勝40敗2分 率.500 差8.0
5ロッテ 81試39勝40敗2分 率.494 差8.5
6オリックス 83試36勝42敗5分 率.462 差11.0

 前半戦終了時点ではセ・リーグが巨人、パ・リーグはソフトバンクが地力を見せた。

 どちらもシーズンの趨勢は決しつつあるようだったが、まだここからドラマは起こり得る。「死んだふり」をしているチームがあるかもしれないし、独走状態に見えた巨人やソフトバンクだってここからつまずくことだって十分にある。現に21日終了時点で巨人と2位・DeNAは7差、そしてソフトバンクと2位・日本ハムは3ゲーム差にまで詰まってきている。

 今年の“後期優勝”はどのチームになるだろうか? そしてペナントレースはどんな決着を迎えるだろうか? 注目していきたい。

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