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ホリエモンが語る球団買収の裏側。
「渡辺恒雄氏に挨拶に行けば……」 

text by

石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

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photograph byYuki Suenaga

posted2018/02/15 15:00

ホリエモンが語る球団買収の裏側。「渡辺恒雄氏に挨拶に行けば……」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

現在はJリーグのアドバイザーを務め、スポーツとの関わりも長い。

ヴェルディが都心で復活すれば……。

池田「ヴェルディって僕ら30~40代、50代の中での記憶が強いから、復活劇が見られたらすごいですよね。それが都心に来て、ホームでも持った日には、結構なパワーになるんじゃないかな。

 孫(正義)さんも(デビッド・)ベッカムと一緒にマイアミでサッカーチームを持ったじゃないですか。都内に作ればいいのに、と思うんですけどね。でも、もう日本じゃないのかもという気もするんですけど」

堀江「僕はそんなことないと思う。Jリーグはまだまだお買い得ですよ。絶対にみんな信じてくれないけど、10年後、15年後はヨーロッパよりアジアのクラブのほうがパワーを持っていると僕は確信しています」

――それはどうしてですか?

堀江「パワーとお金です。今は新興企業のオーナーがお金を持っていて、彼らがトップダウンで決断できるんです。アジアにはそういうやつらがごまんといるわけですよ。Jリーグも最初はそうでしたよね。マネーでジーコなどを引っ張っていたじゃないですか」

池田「あの頃に比べて、スターがいないですもんね」

堀江「今は一般人が知っているような選手は1人もいないですもん。コスパ重視で」

池田「でも、サッカー界の人はみんな知っていると思っているんですよ。もちろん、サッカー界はがんばってるんですけど、一方で発展の限界も少し感じます」

堀江「今はヨーロッパから、中国などアジアのクラブに選手が引っ張られていますが、ヨーロッパの選手からすれば、北京や上海とかバンコクでやるよりも、東京でやりたいわけですよ。子供の教育や食べ物、生活環境の問題を考慮しても。日本って一番人気がある。

 その意味ではたくさんチャンスがある。

 ただ、そこで思い切って投資をする人たちがいない。けっこういいバリュー投資なんですけどね。クラブが10年で10倍の時価総額になることもあると思うので。ビッグクラブがいくつかできるポテンシャルはJリーグにもありますよ」

池田「僕もいくつか話を持って行ったんですが、話が分かる人がいなかったです」

堀江「僕が2004年に『近鉄を買収します!』と言う前と同じ状況ですね」

池田「みんな気づいていないところに価値があるんですけどね」

日本ゴルフ界のポテンシャルは相当ある。

――プロ野球、サッカー以外で、堀江さんが今興味のあるスポーツは。

堀江「最近のスポーツニュースでホットだったのは、サイバーエージェントがゴルフのJGTOのチャレンジトーナメントの年間特別スポンサーになったことですね。これはけっこう大きな出来事だと思います。Abema TVが全戦中継しますが、あれは価値がある。日本のゴルフのポテンシャルは相当ありますよ」

池田「僕は、困っているものこそチャンスだと思います」

堀江「『助けてくれ』と思っているから入りやすいんですよね。そういうものを狙った方がいい。まだまだ価値が上がるスポーツはたくさんあると思います」

池田「これからはマイナースポーツの時代になると思いますね」

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