Jをめぐる冒険BACK NUMBER
森保Jの重点項目はトライと吸収力。
東京五輪へ向けた初速は順風満帆。
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byGetty Images
posted2017/12/25 10:30
FWの旗手をはじめとして多くの選手が東京五輪世代ということもあり、期待も予算も例年以上の森保ジャパン。メキシコ五輪以来のメダルに手は届くか。
2018年中に、5回の海外遠征が決まっている。
「アピールとはあまり考えていなくて。ちょっとは考えていますけど、優勝したかったっていう気持ちのほうが強かったので、1得点1アシストじゃ足りないんだな、もう1点、もう1アシストできる選手になっていかないといけないんだなって。より結果を求めて自分がエースなんだっていうところを見せていかないといけないと思いました」
上手い選手はいくらでもいる。器用な選手も、野心に満ちた選手もたくさんいるが、果たして、この年代からどれだけチームを勝たせられる選手が出てくるか――。
生き残りを懸けた野心とギラギラした雰囲気は、今大会に出場した数人の選手が混ざることで、1月のU-23アジア選手権にも引き継がれていくはずだ。彼らとU-20ワールドカップ組の融合で、どのような化学変化が起きるのか。
注目の代表メンバーが26日に発表される一方で、すでに来年3月のパラグアイ遠征、5月のフランス遠征(トゥーロン国際大会参加)、8月のアジア大会インドネシア出場、12月の海外遠征が正式にアナウンスされている。
2020年、地元開催のオリンピックという最高の舞台に立つために、若き日本代表のサバイバルは早くもヒートアップしている。