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三十路を迎えたメッシに衰えは?
筋肉や関節より、心のケアが大問題。
text by

トマ・シモンThomas Simon
photograph byFerran Quevedo/Mundo Deportivo
posted2017/07/18 07:00
14歳の頃のリオネル・メッシ。すでにラ・マシアでのプレーは伝説になっていた。
「最も重要なのは精神的な疲労や摩耗だ」
ピザとソーダが大好物だったメッシは、2年ちょっと前からイタリア人食事療法士であるジュリアーノ・ポゼルを呼んで食事のコントロールをしている。
「30歳に近づいたからいい習慣をはじめるというのでは意味がない」とパクレは警鐘を鳴らす。
「最も重要なのは、精神的な疲労や摩耗といった選手の心理面だ。
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彼はとても若いときからトップでプレーしている。そんな選手はある時期を過ぎると往々にしてモチベーションを失う。
メッシにその兆しは見られないが、いつ現れるかは誰にも予測できない」
本人だけがそれを自覚できる。メッシの場合もそれは同じである。
