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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2012年重大ニュース!【サッカー編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byRyosuke Menju/JMPA
posted2012/12/31 08:01
ロンドン五輪の男子サッカー準々決勝で、エジプト相手に3-0で快勝した関塚ジャパン。写真は2点目をダイビングヘッドで決めた吉田麻也のゴールパフォーマンス。
W杯最終予選を無敗で乗り切った日本代表への課題は?
6月3日にブラジルW杯最終予選がスタート。オマーン、ヨルダン、オーストラリア、イラクが駒を進めたグループBで、日本はどういう戦いを見せたのでしょうか。
●サッカーW杯最終予選、最も警戒する国は?
http://number.bunshun.jp/articles/-/228917/feedbacks
最終予選に残る国はどこも強敵ですが、やはりイラクが一番警戒すべき対象ではないかと思います。自動的にワールドカップ出場出来るのは2枠。現在日本とオーストラリアが一番手と言われていますが、そこに割って入る3国の中で一番手はイラクでしょう。アジアカップ2007では優勝していますし、アジアカップ2011でも準々決勝でオーストラリアと互角の試合を繰り広げました。もともと他の中東国とは異なるショートパスをつなぐスタイルでありながら、フィジカルでは他の中東国同様強さを見せます。(モータムさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/11492
イラクを警戒すべきとの声が43.2%と最も多く寄せられました。6月に行われたオマーン、ヨルダン、オーストラリアとの3試合は2勝1分けと負け知らず。好調な滑り出しではありましたが……。
●2勝1分け発進のザックジャパンに注文したいことはある?
http://number.bunshun.jp/articles/-/234347/feedbacks
あの豪州戦、実力差の少ない(敢えて相手が優るとは言わない)且つアウェイだったことが、問題を見えにくくしていると思いますが、センターバックが十分だったとはとても思えません。カウンターと空中戦で勝負してくることは容易に想像出来るのに、多くの決定機を作られてしまった。それがフォーメーションや上背差に原因があるなら、2年前のW杯は克服したので言い訳になりません。吉田一人の怪我から端を発し、豪州に攻めこまれた上、次戦で更に1人失うとあっては、層の薄さが如実に現れています。疑惑の判定も、あのようなシーンを作り出されないようDF陣が機能しなければ。この問題、五輪代表も同じです。五輪はA代表の候補だとザック自身が言うように、補強を期待することが出来ない現実を、如何に早期解決出来るか。安易に誰々を呼べとは言いませんが、状況に臨機応変に対処出来るピースを揃えなければ本戦はおろか予選も安心出来ません。(とらかぶとさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/11863
とらかぶとさんをはじめ、ディフェンス陣の駒不足を指摘する声が多数。9月のイラク戦、11月のオマーン戦ともに日本は勝利をモノにしましたが、海外組のみならずJリーグで頑張る国内組からもタレントを発掘していくべきとの意見も見受けられました。ロンドン五輪で実力を証明した若手の力も加えた層の厚いチームづくりが、ザッケローニ監督への課題と言えそうです。