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「なぜ甲斐拓也を金銭で!?」松井秀喜新監督→7日後に電撃トレード…“松井とW主砲”落合博満と清原和博、村田修一も「巨人大物FA組」非情の放出史
posted2026/11/08 17:00
松井秀喜新体制となった直後、甲斐拓也の電撃トレードを発表した巨人。これまでもFAなどで獲得した大物選手を放出してきた歴史がある
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Hideki Sugiyama
10月30日、巨人は甲斐拓也を楽天に金銭トレードしたと発表した。
甲斐は立志伝中の選手だ。2010年の育成ドラフト6巡目で入団し、二軍の試合さえ満足に出場できない境遇から正捕手のポジションをつかみ、ベストナイン3回、ゴールデン・グラブ7回、WBCでもマスクをかぶった当代きって名捕手だ。
名捕手を襲った巨人軍、非情の掟
一昨年オフのFA権を行使しての巨人移籍はファンを驚かせた。しかし1年目こそ岸田行倫の78試合に次ぐ65試合に捕手として出場したが、今季は一軍出場わずか13試合、マスクをかぶったのは8試合だけ。確かに、去就が気になる存在になっていたが、オフにいきなりトレード、しかも「金銭」とは。甲斐ほどの選手であれば、見返りに例えば浅村栄斗など、それなりの選手を求めてもよさそうなものだ。
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ただ、筆者は「これこそ巨人」とも思った。かつての巨人は、各球団の大物選手をFAやトレードでごぼう抜きで獲得し、必要がなくなるとあっさり放出して、席を開けさせて次の大物を獲得してきた。
ここ数年、巨人には大物選手の移籍が少なかった。甲斐拓也はその少ない「大物」の一人だったが、その甲斐をあっさり放出したのは、巨人が久々に「本気になった」ということだろう。甲斐放出の7日前に発表された「松井秀喜新監督」は、それほどのインパクトがあったのだ。
去りゆくスターたちの哀愁のドラマ
巨人の「大物選手」の放出にまつわるドラマを見ていこう。

