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「ラグビー界の一番の伴走者であり続けます」100周年のJRFU×30周年のJ SPORTSが描く未来へのスクラム
posted2026/10/23 11:00

今年、創立100周年を迎える公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)。奇しくも、日本ラグビーと伴走し、数多くの試合を中継してきた株式会社ジェイ・スポーツ(J SPORTS)も創立30周年を迎えた。同じ年に節目を迎えたJRFUの土田雅人会長(写真左)とJ SPORTSの外崎創社長(写真右)が、日本ラグビーの未来を語り合った。
「腕組みの観客席」が変わった日。2019年W杯がもたらした財産
100周年を機に、日本ラグビーの歩みを振り返った土田会長は、大きな転機として、2019年のラグビーワールドカップ(RWC)を挙げる。日本開催となったこの大会で、日本代表はベスト8に躍進。日本列島にラグビーブームを巻き起こした。
「かつて日本の観客席は、腕組みしながら黙って試合を見ているようなラグビーファンが多かった。ところが、2019年大会は『にわかファン』と呼ばれる新たなファンが日本代表のジャージーを着用し、家族連れでスタジアムに足を運びました。ONE TEAMという言葉と共にラグビーの多様性、自己犠牲の精神が浸透し、ラグビーを見る目が変わりました。これは我々の財産です」
この30年、ラグビーに寄り添ってきたJ SPORTSの外崎社長は「ラグビーのすそ野を広げていくことが使命の一つ」と語る。
「1996年の会社設立からラグビーにコミットし、高校からプロリーグまで、さまざまなカテゴリーの試合を放送してきました。J SPORTSでは新たに『一生、ラグビーシーズン』というスローガンを打ち出します。プレーヤーや元プレーヤー、運営関係者、ファンのために、J SPORTSはこれからもラグビー界の一番の伴走者であり続けます」
新企業理念で挑む、J SPORTSの次の30年
それぞれ100周年、30周年を迎えた今、両者は日本ラグビーの今後をどう見ているのだろうか。
土田会長は「ラグビーだけではなく、スポーツをする人、見る人を増やす」ことを目指す。
「日本には今、10万人ほどのラグビー競技人口がいます。これをただ増やすのではなく、さまざまなスポーツを経験した上で、最後にラグビーを選んでもらい、応援してもらえるように繋げていきたい。それが私の思いです。そのためにもう一度RWCを日本に招致し、ラグビーの素晴らしさを繋いでいきたいです」
J SPORTSは次の30年を見据え、10月1日に新たな企業理念を発表した。企業理念として『わたしたちは、スポーツを通して、人々の生活を豊かにします。わたしたちは、スポーツに宿るストーリーを最大限に引き出し、その価値を人々に届けます。わたしたちは、ステークホルダーの皆さまと共に、悩み、考え、挑戦し、スポーツ市場の成長に貢献します』を掲げた。外崎社長はこの言葉に込めた思いを語る。
「スポーツには、選手だけでなく、審判、指導者、運営者など、一人ひとりのストーリーがあります。ラグビーで言えば、選手のプレーだけでなく、チームを支える指導者やスタッフ、レフリー、そしてスタジアムや中継を通じて応援するファンにも、それぞれの歩みや思いがあります。そうした人々の歩みや挑戦、成長の過程にあるストーリーを最大限に引き出し、多くの人々に届けていきたいと考えています。また、社員一人ひとりが理念や価値観を自分の仕事と結び付け、社内外の仲間の挑戦を支えることが大切です。『One for All, All for One』の精神。これを胸に皆が生き生きと働き、スポーツの未来や夢を語れる会社へ進化していきたいと思っています」
日本をラグビーで元気にしていくために、JRFUとJ SPORTSはこれからも共に歩んでいく。
(photograph by Yuuri Tanimoto)
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