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「自分なら絶対に呼ばない」工藤公康監督が“扱いづらい”山崎武司に電話オファーのナゾ…中日打撃コーチ就任ウラ側「15kgダイエットしました」
posted2026/11/08 06:01
中日の新監督に就任した工藤公康。打撃コーチに就任した山崎武司は愛工大名電の大先輩をどう見ているのか
text by

間淳Jun Aida
photograph by
JIJI PRESS
「まさか」の一本の電話から
状況を理解するまでには時間を要した。10月7日、電話が鳴った。スマホの画面に表示された名前を確認すると、自然と背筋が伸びる。名門校の上下関係は年齢を重ねても変わらない。山崎武司は、工藤公康からの電話に出た。
「近況を話して、工藤さんから『どうなの?』と尋ねられました。最初はコーチを打診されているとは思いませんでした」
中日の新監督に決まった工藤は、最重要事項の1つとなる組閣に着手していた。そこで声をかけたのが、愛工大名電の5学年後輩にあたる山崎だった。
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山崎はセ・パ両リーグで最多本塁打のタイトルを獲得するなど、歴代20位の通算403本塁打を記録した。球界を代表する打者でありながら、現役を引退して13年間、年間を通じて正式に監督やコーチを務めた経験はない。その理由は本人が一番分かっている。
「自分みたいなタイプの人間は使いづらい。自分が監督の立場だったら、山崎武司をコーチには絶対呼びませんよ。扱いにくいですから」
世間に迷惑をかけてしまったのに…なぜ?
山崎は現役時代、グラウンド外でも話題を振りまいた。首脳陣と度々衝突し、報道陣の前でも不満や怒りをあらわにすることもあった。実績は申し分なくても、指導者の適性はないと自己分析していた。だからこそ、工藤からの「どうなの?」という遠回しな言葉では真意を理解できなかったのだ。
「工藤さんらしい言い方ですよね。高校の後輩に対して『頼む、コーチをやってくれ』とお願いしづらい部分があると思います。お話をする中で、『一緒にユニホームを着てほしい』と言われ、その後の電話で最終的に『頑張ります』と伝えました」
プロの世界で投手としても監督としても結果を残した工藤からの誘いは光栄だった。しかも、高校時代からの“絶対的な上下関係”もある。断る理由はないように見える。だが、山崎は決断するまでに1週間かかった。最初の電話では、工藤に感謝しながらも「考えさせてください」と回答したという。
山崎はその経緯をこう振り返る。

