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「甘じょっぱい…家族みんなが大好きだ」ハッピーターンも新潟も鹿島も…MFレオ・シルバが語る日本とJリーグ愛「マドリーと真剣勝負できたのも思い出」
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto,Wataru Sato
posted2026/03/12 17:01
鹿島時代のレオ・シルバ。アルビレックス新潟時代にはハッピーターンが大好きだったことでも知られる
「石井監督からは『早くチームに溶け込んで、連係を高めてほしい』、大岩監督からは『攻守両面でチームを牽引してほしい』 と言われた」
――2017年は27試合に出場し、チームはJリーグで2位。2018年は20試合の出場に留まり、チームはJリーグで3位。しかしACLで初優勝を成し遂げた。
「2017年は左膝、2018年は左太ももの故障に苦しんだ。でもACLでは中国、韓国、イランなどのクラブとの難しい試合を勝ち上がった」
モドリッチらマドリーと対戦できたのは思い出だ
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――決勝ペルセポリス戦の第1レグでの先制ゴールは鮮やかでした。右サイドでパスを受けると、すく前にいたMF土居聖真へワンタッチで叩き、リターンを受けてDFをかわすと、左足で低い弾道のシュート。これがゴール左下隅へ見事に決まった。2-0の勝利を収めると、1週間後、テヘランで行なわれた第2レグをスコアレスドローで凌ぎ、クラブ史上初めてアジアの頂点を極めた。
「あれは、狙い通りの得点。僕のキャリアで最も重要なゴールだと思う。第2レグは巨大なスタジアムが地元観衆で超満員。日本でもブラジルでも味わったことのない凄まじい雰囲気だったけれど、僕たちは勇敢に戦った。相手からの強いプレッシャーに組織で対抗し、守るだけでなく攻撃も加えて押し返した。チーム全員で勝ち取ったタイトルで、最高の喜びを味わった」
――年末に行なわれた世界クラブW杯では、準々決勝でグアダラハラ(メキシコ)に先制されたが3-2で見事な逆転勝ち。準決勝でレアル・マドリーと対戦したが、ガレス・ベイルにハットトリックを決められて1−3で敗れた。
「レアル・マドリーはさすがに強かった。彼らの猛攻にずっと耐えていたんだけど、前半終了間際に先制を許し、さらに後半、守備のミスから失点したのが痛かった」
――それでも、後半33分、あなたのパスから相手守備陣を崩し、土居が決めて1点を返した。
「得点の場面は良かったけれど、反撃するのが遅かった。それでも、カリム・ベンゼマとベイル、中盤のトニ・クロースとルカ・モドリッチ、CBセルヒオ・ラモスら世界最高の選手たちと真剣勝負ができたのは素晴らしい体験だった」
――2019年以降も鹿島で試合に出続け、2022年には名古屋グランパスに移籍した。

