欧州サッカーPRESSBACK NUMBER

「妻が癌なのは事実だ」夫婦で病と戦うW杯オランダ監督クーマン…ファンダイクとデヨングを信頼の一方で「ヨシダは気のいい男」なぜ吉田麻也を絶賛するか

posted2026/06/10 06:05

 
「妻が癌なのは事実だ」夫婦で病と戦うW杯オランダ監督クーマン…ファンダイクとデヨングを信頼の一方で「ヨシダは気のいい男」なぜ吉田麻也を絶賛するか<Number Web> photograph by Maddie Meyer - FIFA/Getty Images

オランダ代表監督クーマンは妻が闘病中という状況にある中で、W杯の指揮を執る

text by

アルトゥル・レナール

アルトゥル・レナールArthur Renard

PROFILE

photograph by

Maddie Meyer - FIFA/Getty Images

北中米W杯、サッカー日本代表が初戦で戦うオランダ代表。ロナルド・クーマン監督が5月に行なった会見に出席した記者が、一問一答をまとめてくれた。〈NumberWebレポート/全3回。翻訳:山中忍〉

 5月1日に行われたロナルド・クーマン監督の会見では、オランダ代表の主力や世界での立ち位置に関する質問が記者陣から飛んだ。それとともにクーマン監督は、自身や妻の闘病を乗り越えて、指揮を執る日々についても言及している。

オランダの成否を握るデヨングとファンダイク評

――オランダ代表について訊かせてください。2年前、フレンキー・デヨング(バルセロナ)は、怪我でEURO2024に出場できませんでしたが、今夏のW杯では中盤に彼を起用できることのインパクトは?

「フレンキーがいるかいないかは、常に大きな問題だ。それだけ重要な役割を、彼はチームで背負っている。攻撃を組み立てる上で、中盤の第一人者が彼になる。トップレベルでの経験値、ボール捌きの速さ……素早く繋いだかと思えば、次の瞬間には、彼自身も15メートルは高い位置にポジションを取っている。素晴らしい選手だ。怪我の不運が続いてしまっているが、100パーセントの状態で代表のピッチに立ってくれることを期待したい。チームの成否を大きく左右する存在だ」

ADVERTISEMENT

――フィルジル・ファンダイク(リバプール)の重要性についてはどうでしょうか?

「代表キャプテンでもあり、本当に重要な選手だ。経験豊かで、私に言わせれば、ヨーロッパ屈指のディフェンダーであり続けている。監督というものは、チームのキャプテンにピッチ上の監督のような一面を求めたがるものだが、彼は、その人となりにしても、試合への準備の仕方にしても、理想的だと言える。後にリバプールに引き抜かれることになったが、サウサンプトンでの監督時代(2014~16年)にセルティックから獲得した経緯もあり、彼のことは非常に良く理解している。優勝の味も知っているバージル(ファンダイク)は、代表チームでも極めて重要度が高い」

元日本代表主将・吉田麻也への熱い想い

――サウサンプトンには、日本代表キャプテンも務めたCBの吉田麻也(現LAギャラクシー)もいましたね。

【次ページ】 チームの“背骨”がもたらす安定性と懸念

1 2 3 NEXT
#ロナルド・クーマン
#吉田麻也
#フィルジル・ファンダイク
#フレンキー・デヨング
#メンフィス・デパイ
#サウサンプトン
#北中米W杯
#ワールドカップ

海外サッカーの前後の記事

ページトップ