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6年前のドラフト1位「最速161km右腕」は今…オリックス山下舜平大が明かす“復活までの苦悩”「あの助言で158キロが出た」今井達也から一本の連絡

posted2026/01/22 11:06

 
6年前のドラフト1位「最速161km右腕」は今…オリックス山下舜平大が明かす“復活までの苦悩”「あの助言で158キロが出た」今井達也から一本の連絡<Number Web> photograph by JIJI PRESS

プロ6年目を迎えるオリックス山下舜平大。新たな日本球界の顔になれるか

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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今季からアストロズでプレーする今井達也が、“先生”と慕う男が福岡にいる。その人物が主催するキャンプに、今年からオリックスの剛腕も参加していた――。現地で取材した【全3回の3回目】

 迷いは上達の敵だ。余計な時間がかかるし怪我も招きかねない。だが、自分を知り、自分の進むべき道を見つけた時、人は自分の能力の中で一気に成長を果たしていく。

 ヒューストン・アストロズへの移籍を果たした今井達也は4年前、アスリートコンサルタントの鴻江(こうのえ)寿治が提唱する「鴻江理論」とめぐり合い、それをまさしく体現してみせた。

今井さんを通じて鴻江先生を知った

 最速161キロを誇るオリックスの未完の大器・山下舜平大は、今井と出会ったのをきっかけに鴻江が主宰する通称・鴻江キャンプに今年1月、初めて参加した。

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「3年前から、何が取っ掛かりか覚えていませんが、今井さんと球場で会えば話をさせてもらうようになったんです。それで鴻江先生のことや鴻江理論のことは知っていました。最初、今井さんから教わったというより、鴻江理論に詳しいオリックスの球団トレーナーさんも加わって3人で話しているときに『今井くんは“あし”だよね』みたいな言葉があって、今井さんも『そうですよ』と。それであしって何?って感じになって」

 鴻江は、人間の体を骨盤の開き方によって大きく分けると、猫背型の「うで体」と反り腰型の「あし体」の2つのタイプに分かれるという独自の鴻江理論を開発。それぞれのタイプで適した体の動かし方があり、タイプに合った体の動かし方や道具を使うことで、アスリートはより良いパフォーマンスを発揮し、一般人も日々をより良く元気に過ごしケガや病気を予防することが期待できると提唱している。

 今井はあし体タイプだ。

「それで、あし体について教わったんです。僕も背筋が強くて反り腰型だと思ったから同じタイプだろうと」

理屈よりも感覚だった山下

 山下はもともと、そういった理論には疎かった。

「正直、あまり信じないというか、理屈よりも自分が気持ちよく投げられるフォームが一番だと考えて野球をやっていました」

【次ページ】 鴻江の教えと今井の助言…158キロが出た日

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