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オランダ代表通記者「ウエダ情報、同僚が共有したはず」「W杯F組順位予想…日本は」冨安健洋アヤックス加入、フェイエ上田綺世16戦18発は朗報だが
posted2025/12/17 11:02
W杯準優勝3回の実績を持つオランダ代表。オレンジ軍団の骨格を成す戦力を現地記者から教えてもらった
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サミンドラ・クンティSamindra Kunti
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BSR Agency/Getty Images
上田に渡辺、板倉だけでなく冨安もオランダ名門へ
今から15年前、南アフリカのダーバンで日本とオランダはW杯本大会で初めて顔を合わせた。ウェズレイ・スナイデルが53分に強烈なミドルシュートでGK川島永嗣を破り、終盤に岡崎慎司がチャンスを逸したこともあり、試合はオランダの1-0の勝利で決着した。
オレンジ色の10番を背負ったスナイデルは決勝点を奪った後、テレビカメラに投げキッスを送ったが、それが母国のファンに好意的に受け止められたかどうかは疑わしい。ベルト・ファンマルバイク監督が率いたチームは、同国が誇る“トータル・フットボール”の伝統に反し、リスクを取らず、規律を徹底し、内容よりも結果を重視していた。だから当時のオランダ代表は、自国の人々からあまり愛されていなかったのだ。
中盤ではスナイデルが創造性を発揮したものの、彼をサポートしたナイジェル・デヨングとマルク・ファンボメル──ファンマルバイク監督の義理の息子だ──はファウルも厭わないクラッシャーだった。だから最終的に決勝でスペインに敗れたが、その準優勝を心から讃えるオランダのフットボールファンは多くない。
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時は流れ、来年のW杯のグループFで、日本とオランダが再戦することになった。南アフリカW杯に出場し、日本とも対戦したロビン・ファンペルシは現在、フェイエノールト・ロッテルダムの監督となり、日本代表FW上田綺世の急成長を促している。上田のチームメイトの渡辺剛、NECナイメーヘンの小川航基、アヤックス・アムステルダムの板倉滉、さらに12月16日にアヤックス加入が正式決定した冨安健洋にも、北中米大会の最終メンバー入りの可能性がある。
16日、アヤックスは冨安の正式加入を発表した ※クラブ公式インスタグラムより
2026年6月14日、テキサス州アーリントンのダラス・スタジアムで行われるグループFの初戦で、両国は相まみえる。12月5日にワシントンで行われた抽選会の後、オランダのロナルト・クーマン監督は「バランスの取れたフェアなグループだ」と述べ、日本については「常に良い状態で臨んでくる強敵」と評している。
フェイエ同僚が“上田封じ”の情報共有をしたはず
オランダの首脳陣も選手たちも間違いなく、今季のエールディビジの得点ランキングでトップを独走している上田(※配信時点で16試合18ゴール)を警戒しているはずだ。
