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「自分は苦労人じゃない」5年前はJ3→日本代表→ドイツ電撃移籍…DF安藤智哉27歳の逆転人生「W杯は諦めていない」「言語は…優しい人がGoogle翻訳を」
posted2026/02/04 11:00
1月1日、ドイツ・ブンデスリーガのザンクトパウリに移籍したDF安藤智哉(27歳)
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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AFLO
現地時間1月17日。ブンデスリーガ第18節、敵地でのドルトムント戦。8万人を超える大観衆と「黄色い壁」の熱狂の中、安藤は64分にピッチに足を踏み入れた。1-2のビハインド中での投入となったが、アレクサンダー・ブレッシン監督は「優れた予測力と加速、空中戦を備えた選手で、チームに落ち着きを与えた」と語っている。
待望のブンデスデビュー
――ドルトムントとの試合がデビュー戦でした。大観衆の中、ピッチに立った時はどのような心境でしたか?
安藤智哉(以下、安藤) いやー、素直にうれしかったですね。子どもの頃にテレビで見ていたスタジアム(ジグナル・イドゥナ・パルク)でデビューできるとは思っていなかったですから。試合に入るといい緊張感の中で、短い時間でしたけれど、すごく楽しめました。試合には2-3で勝てませんでしたが、あの雰囲気の中でデビューできたのは良かったですし、ここからレギュラーを勝ち取ってもっと試合に絡んでいきたい、という思いがより強くなりましたね。
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――緊張はなかった?
安藤 すごく緊張していたんですけれど、徐々にそれもなくなってきていますね。(ここまでのキャリアを振り返っても)当時J3のFC今治からJ2の大分トリニータ、J1の福岡とカテゴリーを一つずつ上げてきたので、精神面でもレベルアップできているのかなと思います。
――ドルトムントの攻撃陣など世界トップクラスの選手と対峙して「通用する」と感じた部分はありますか?
安藤 ブレッシン監督はアビスパのサッカーに似ていて、守備で相手に強く当たっていくスタイルを好みます。ただ、ブンデスのほうがよりマンツーマンで潰しに行く場面が多く、1対1の局面が多いんです。そこで繰り広げられる“バトル”の重要性は強く実感しました。
――Jリーグで培ってきたフィジカルや間合いは通用する?
安藤 やはりレベルが一段上がるので、まだ探り探りの状態です。潰しに行った際も相手のテクニックが高いので、簡単には奪えないですよね。J1なら相手がミスをしてくれたり、潰しやすかったりする場面でも、ブンデスの選手はサイズとフィジカルがあるので、より“予測”が大事になると感じています。
――「予測」は経験を積めば慣れてくるものでしょうか。
安藤 そうですね。ポジショニングや相手FWとの間合いとか、実戦を重ねることで感覚をつかんでいけると思っています。展開のスピードもJ1より速くて、ゆっくりする時間がない。ただ、これはどのカテゴリーに上がった時も感じてきたことなので、相手をリスペクトしすぎずに、これまで培ってきた適応力を武器にフォーカスしていきたいです。

