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「相手がどこであろうとも…」森保一監督が描く“W杯決勝までの8試合” 逆算のチームづくりとは…「コアメンバーだけでは乗り切っていくのは難しい」
posted2026/02/05 17:02
監督就任8年目にして、2度目のW杯に臨む森保監督
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Kiichi Matsumoto
発売中のNumber1136号に掲載[準備と勝ち切る力を備えて]森保一「8年目の集大成へ」より内容を一部抜粋してお届けします。
森保監督の「固い決意」
グループステージ(GS)ばかりに気を取られるつもりはない。森保一の泰然自若な姿からは、そのようなメッセージが伝わってくる。
北中米ワールドカップに臨む日本代表はオランダ代表、チュニジア代表、欧州プレーオフB組(ウクライナ代表、スウェーデン代表、ポーランド代表、アルバニア代表)の勝者とともにF組に入った。抽選会が終わった年の瀬に、本人と話ができる機会があった。彼は落ち着き払った口調で言った。
「ワールドカップに出てくるチームはどこだって強いですよ。我々とすれば相手の良さを消して自分たちの良さを出し、自分たちの良さを出して相手の良さを消す。相手がどこであろうとも自分たちがいい準備をして力を出し切ることを考えていきたい」
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たとえどのグループになろうとも「厳しい戦いになる」とのコメントは同じだったに違いない。最高の景色、つまりは頂点を目標にする以上、組み合わせで一喜一憂することはしない。1、2位で突破すればラウンド32でブラジル代表、モロッコ代表のいずれかと当たる可能性が高いとはいえ、そこに照準を合わせていく口ぶりでもない。「どこだって強い」はどこにだって勝たなきゃいけないという固い決意の裏返しと受け取ることができた。
W杯決勝まで行くと8試合になる
2022年のカタールワールドカップを終え、2期目に突入した指揮官が取り組んだのが2どころか3チーム分つくることができる戦力の底上げである。カタールではドイツ代表、スペイン代表を撃破しながらもラウンド16でクロアチア代表にPK戦の末に敗れた。GSから調子を持続させ、尻上がりに持っていくためには誰が出ても勝てるように層を厚くしなければならないと腹を括った。北中米大会に向けて逆算しながらのチームづくりは、まずそこから着手した。
「今回のワールドカップは移動、気候、時差、標高などいろいろな外的要因があって、これまで以上にハードな大会になることは間違いないと思っています。48チーム制になって決勝まで行くとこれまでより1試合増えて8試合になる。コアメンバーだけで乗り切っていくのは相当に難しい。だからこそチーム全体の総合力で勝負していく必要があります。
高いプレー強度のなかで(本大会の)連戦を継続して戦っていけるように選手たちには力をつけてもらわなければなりません。一方でどうしても疲労は出てくるので選手層を厚くして、どんどんフレッシュな選手を使って勝っていけるように。その部分も併行してできるようにしておきたい」


