テレビに映らない大谷翔平：番記者日記BACK NUMBER
ベッツ熱弁「オオタニと一緒に…特別だよ」ドジャース大谷翔平の“テレビに映らない”ワールドシリーズ連覇全事実「開幕前日取材は超カオスに」
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柳原直之（スポーツニッポン）Naoyuki Yanagihara
photograph byDaniel Shirey/Getty Images
posted2025/11/21 06:00
ワールドシリーズ連覇を成し遂げたドジャースと大谷翔平。彼らの取材で見た全事実とは
この日は私を含め報道陣も一様にカナダへ続々と移動した。
ロサンゼルスとトロントはともに屈指の大都市だが、カナダ最大の航空会社エア・カナダですら直行便が1日に4便しかなく、シカゴ、サンフランシスコ、ダラスなどを経由する乗り継ぎ便を利用せざるを得ない状況だった。WSはレギュラーシーズンの成績順で開催地が決まり、今回は1、2、6、7戦がトロント。3〜5戦目がロサンゼルスだった。6戦目までもつれればロサンゼルスとトロント間を2往復することになる。私は運良く直行便を確保できたが、昨秋のヤンキースとのWSに続き東西を股にかけ、さらに国境を越える大がかりな移動が確定していた。さらに日中は30度を記録した日もあったロサンゼルスに対し、私が到着した19時時点のトロントの気温は7度。体調を崩してもおかしくない気温差だった。
WS前日取材が“カオス”になるとは…
WS前日の23日。前日入りできたため睡眠、体調はばっちりだった。報道陣として、最初の“勝負の日”に自然と身が引き締まった。両軍の公式練習とともに、恒例の「メディアデー」（両軍の取材対応）が開催されるからだ。とはいえ、大谷取材史上最大の“カオス”になることは、まだ知る由もなかった。
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