テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「チーズステーキ美味しいな」大谷翔平のユーモアに敵地メディア大ウケ→「今まで食べた中で一番だ」ロハスが差し入れ神対応…ドジャースPS裏話
posted2025/10/19 11:00
大谷翔平は地区シリーズ前、敵地フィラデルフィアの名物チーズステーキについてユーモアを交えて話した
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
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Naoyuki Yanagihara
《地区シリーズ》
3日 練習日
4日 フィリーズ第1戦(シチズンズバンク・パーク)◯5-3
5日 練習日
6日 フィリーズ第2戦(シチズンズバンク・パーク)◯4-3
7日 練習日
8日 フィリーズ第3戦(ドジャースタジアム)●2-8
9日 フィリーズ第4戦(ドジャースタジアム)◯2-1
移動→“空港のサンドイッチ2500円超”の衝撃
10月2日。ワイルドカードシリーズ突破から一夜明け、正午には既に私を含め多くの報道陣がスーツケースを片手にロサンゼルス国際空港に到着していた。西海岸から東海岸へ距離にして約3860キロ。空路約5時間。時差は3時間進む。腹ごしらえに空港売店に向かうと、バナナは1本2.69ドル(約407円)、サンドイッチは1切れ17ドル(約2569円)。思わず二度見、三度見して、スマートフォンのカメラで写真まで撮ってしまった。
昨今の物価高、円安など様々な影響があるだろうが、あまりにも高額だ。結局、空港に必ずある冷水機を探して、持参していた空の水筒に水を入れ、搭乗口の列に並んだ。離陸する前には眠り、フィラデルフィアに到着。ホテルにチェックインできたのは翌3日の午前1時過ぎ。シャンパンファイト後に乾かす暇もないまま、ビニール袋に入れて持ってきていたずぶ濡れのスニーカーを、浴室で急いで洗った。
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米国のホテルは窓を開けられなかったり、ベランダがない部屋が一般的。今回も同様で、部屋干しするしかない。本来は洗剤で洗いたいが、個包装で数が限られているため、備え付けのボディーソープで代用した。仕方ないがもう慣れてしまった。ポストシーズンは短期間で大移動を強いられる。最も大変なのは各球団の選手、首脳陣、スタッフなど当事者の方々であることは間違いないが、報じる側のメディアもなかなかタフな環境で過ごしているのではないだろうか。
チーズステーキが美味しいクラブハウスだな、と
3日の練習日。昨晩は気温10度と冷え込んだが、日中は25度前後まで上がり、長袖シャツ1枚で快適に過ごせる気温だった。

