「クジ引き覚悟で創価大・立石正広」は最善か…プロ球団スカウトが明かす“じつは大学生が大豊作”ドラフト戦略「直前で評価急上昇の2投手が」 

　1人目は、明治大・毛利海大。ゆったりとした投球フォームから最速151キロの速球に、落差の大きいカーブとチェンジアップやスライダーを組み合わせる。春季リーグ戦では9試合で6勝0敗、防御率1.34と抜群の安定感を見せた。

明大の左腕・毛利　©JIJI PRESS

　もう1人は花園大・藤原聡大。身長177センチ、体重75キロと細身ながら、速球の最速は155キロを記録している。高校時代は遊撃手で、高校3年から投手へ転向。花園大から初のプロ野球選手誕生の期待もかかる。この2人について、スカウトは次のように話す。

「毛利投手は同じ腕の振りからストレートも変化球も投げるので、打者が攻略するのが難しい。打者の左右を苦にせず、緩急も上手く使い、ゲームメークの能力に長けた投手と見ています。藤原投手は体のバネが特徴的です。ストレートに力があり、打者からは伸びあがるように見える球質。カットボールも切れがあり、ストレートとのコンビネーションが効果的です。先発でも、中継ぎや抑えでも活躍の場があると思います」

石垣らを含めた1、2位指名は駆け引きに

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　今秋のドラフトは、即戦力の期待が高い大学生が野手も投手もそろっている。大豊作と言われるだけに、各球団は頭を悩ませる。石垣ら高校生を含めた1位指名、さらにウェーバー方式となる2位指名を見据えた駆け引きが見どころとなる。

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