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ツバメのさえずり日誌BACK NUMBER
「二軍は借金31の最下位…大丈夫?」「それは全く別物」ヤクルト“新指揮官”池山隆寛の手腕を監督OBが解説「移動便や門限まで決める」監督業のリアル
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佐藤春佳Haruka Sato
photograph bySANKEI SHIMBUN
posted2025/10/09 17:00
来シーズンのヤクルト新監督に就任する池山隆寛・二軍監督
――こんなことまで監督が決めるのか、と驚いたことはありますか?
真中 細かいことで言うとチームが移動する新幹線や飛行機の時間、キャンプのスケジュールや練習時間。門限をどうするか、とかね……。ルールに関しては大体、当時の三木ヘッドコーチ(肇、現・楽天監督)に任せていましたが、最終的にゴーサインを出すのは監督になります。
――大変ですね。
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真中 あと、私の場合はチームのスローガンも毎年決めていました。そのあたりは球団によって違いがありますが、せっかくだから自分で考えようと思って。ユニフォームのデザインも「このモデルで行きます」とか監督に見せてくれたりします。そこは特に何か言うこともなく「全てお任せします」って感じでしたけどね。
「変えた方がいい」ドラフト編成方針
――来シーズン以降に向けたチーム編成、補強も大事になります。
真中 そうですね。ドラフト会議がすぐにありますし、補強や新外国人の獲得などもフロントと話し合いながら進めていくことになります。
――もし今、ご自身がヤクルトの監督だったらドラフトに向けて編成に何をお願いしますか?
真中 やはりピッチャーが欲しい、と言いたいところなんですが……。
〈一軍、二軍のコーチ・監督として9年間在籍した真中氏が、「変えた方がいい」と提言するヤクルトのドラフト方針とは? →後編に続く〉

