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「日米の投手の傾向で大きく違うのは…」元ヤンキースの本塁打王が来日して衝撃…“変化球の使い方問題”とは?「状況に応じてアジャストしないと」

posted2025/10/09 11:02

 
「日米の投手の傾向で大きく違うのは…」元ヤンキースの本塁打王が来日して衝撃…“変化球の使い方問題”とは?「状況に応じてアジャストしないと」<Number Web> photograph by Getty Images

今年6月から楽天に加入したルーク・ボイト。ヤンキース時代にはリーグでホームラン王も獲得するなど活躍を見せていた

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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 今年6月、突如楽天にやってきた大型大砲は、まさかのメジャーリーグでホームラン王の経験もある男だった。ルーク・ボイト、34歳。今季は主に後半戦での出場となったが、その力の片鱗を見せ、打率3割、ホームランも2ケタに乗せた。なぜ、メジャーのトップを知る男は日本を次の舞台に選んだのか。また、そこで感じた日米の「違い」とは何だったのだろうか。《NumberWebインタビュー全2回の2回目/最初から読む》

なぜメジャーの元ホームラン王が楽天に?

「大前提として、高いレベルで野球がやりたかった。メジャーリーグを除いて『どの国のリーグが一番か?』と考えたときに、それが日本だと思っていたんだ。過去にNPBでプレーした選手から話を聞くことがあったんだけど、誰もが『素晴らしいリーグだ』と言っていたしね。(24年から)メキシカン・リーグでプレーしたのも、その機会を得るため。それくらい日本でプレーしたかったんだ」

 そう来日の理由を語るのは、2020年にヤンキースでリーグホームラン王にも輝いたルーク・ボイトだ。この6月から楽天に加入し、日本球界初挑戦ながら活躍を見せた。

 ボイトが言うには、NPBでオファーがあったのは楽天だけだったという。

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 名だたる俊秀を獲得してきた楽天の系譜が紡がれたという意味では、この球団にボイトが入団したことに縁を感じてしまう。

 彼自身も「このチームだけが僕に興味を示してくれた」と、念願だったリーグでのプレーを実現させてくれた楽天に頭を下げる。

【次ページ】 ボイトが気づいた日米投手の「傾向の差」

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