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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
アメリカ戦で「痛い目にあった」日本代表・長友佑都39歳はもう厳しいのか? 急造3バックで持ち味出せず「これだとメンバーにも入れない」
text by

佐藤景Kei Sato
photograph byGetty Images
posted2025/09/16 11:06
アメリカ戦にキャプテンマークを巻いて先発した長友。不慣れなポジションで奮闘したものの、失点にもからみインパクトは残せなかった
23分にセンデハスのタックルを受け、右足首を負傷した長友は前半終了後に交代し、代わって投入した瀬古歩夢を左サイドバックに配して、日本は後半から4バックに変更する。相手の陣形にかかわらず、試合途中にフォーメーションを変えたことから見て、当初から準備していた変更だったと思われる。長友が負傷しなければ、左サイドバック・長友、2センターバック(CB)は荒木隼人と関根大輝、右サイドバック・望月という4バックへのシフトも考えていたのかもしれない。
アメリカ戦の出来では「メンバーにも入れない」
結局、今月12日に39歳になった大ベテランは得意のポジションでプレーすることなく、ベンチに下がった。前出の中国戦では大きな粗は見当たらなかったが、アメリカは甘くなかった。今遠征の初日、取材の中で「裏で盛り上げるとか、そういうフェーズはもう自分の中では終わり。レギュラーを奪取するというフェーズに入ってきたので、負荷を上げてしっかりとインテル時代の自分に戻すというところに取り組んでいます」と長友は話していた。
しかしアメリカ戦後は「(自分の力を)証明なんか全くできていない。もっと厳しくやらないと。自分の中では痛い目にあったので、より一層、Jリーグで本当の意味で圧倒できないと、そのレベルにならないと、ワールドカップ優勝の一員にはなれない。メンバーにも入れない」と反省しきりだった。
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チーム事情もあったにせよ、持ち味を出せず、序列を変えるようなインパクトを残せなかった。本大会までの残された時間を考えると、長友にとっては悔やまれるアメリカ遠征になった。
〈つづく〉

