アメリカ戦で「痛い目にあった」日本代表・長友佑都39歳はもう厳しいのか？ 急造3バックで持ち味出せず「これだとメンバーにも入れない」 

長友・関根をストッパー起用した理由は？

　アビスパ福岡の安藤智哉が遠征前日にケガにより招集辞退となり、そもそもメンバーの中に左ストッパーの適任者はいなかった。その上、板倉滉がメキシコ戦で負傷。中2日という事情も相まって、長友が急きょ、ストッパーで起用された可能性は高い。

　試合は、前半途中から日本が劣勢となった。同じ3−4−2−1を採用していたアメリカの2シャドー、アレハンドロ・センデハスとクリスチャン・プリシッチは頻繁に後方に下がってビルドアップに関与したのだが、この2人をマークすべき左ストッパーの長友と右ストッパーの関根が中途半端な守備に終始。どこまで付いていくのかの判断が曖昧で、たびたび自由なプレーを許した。結果的にそのことがアメリカにペースを握られる一因になった。

本業でないポジションで苦戦した長友

センデハス（17番）にゴールを決められ長友はこの表情　©JIJI PRESS

　長友も関根もサイドバックが主戦場の選手だ。マークに関して試合中に修正を試みていたものの、『本業』ではない場所でプレーする2人には戸惑いも見られた。先制点を献上した場面では、望月ヘンリー海輝が簡単に右サイドからクロスを上げさせてしまい、ボックス内でセンデハスに決められた。

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　日本の選手たちの意識が右サイドに向く中、左ウイングバックの前田大然も中に絞りきれず、長友は背中側にいたセンデハスにボレーを許すことになった。本来FWである前田もまた、この試合では自分の主戦場でプレーしていたわけではなく、チームとして守備組織の未整備を露呈した。

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