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ポスティングは確実…ヤクルト・村上宗隆「ケガでどう変わった?」米球界リアル評…スカウトが明かした極秘数値「村上は45~50、岡本和真は…」
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山田結軌Yuki Yamada
photograph byHideki Sugiyama
posted2025/07/04 11:02
今オフのメジャー挑戦に注目が集まるヤクルト・村上
タッカーの契約が“相場”を決める
メジャー通算142本塁打、通算OPS(長打率+出塁率).878(※7月1日時点の成績)のスーパースラッガーがどんな契約規模になるか。タッカーの契約が上限となり、他の野手たちの年俸相場が動く、との予想だ。
タッカーの代理人事務所、エクセルスポーツ・マネジメント(ESM)はヤンキースのアーロン・ジャッジに匹敵する年俸4000万ドル(約57億5000万円)前後、7~10年で最大4億ドル(約575億円)規模の超大型契約を狙う、といわれている。ちなみにESMは、今オフのFAで目玉の一人、フィリーズのカイル・シュワーバーの代理人も務めている。FAでの大物打者2人を抱え、この2選手の契約規模が村上に大きな影響を与えることになる。
村上の命運を握る代理人
ESMは2014年、ヤンキースに移籍した田中将大(現巨人)の契約をまとめ、現役時代はメジャーを代表するスターだったデレク・ジーター(元ヤンキース)の代理人事務所でもある。ボラス・コーポレーション、ワッサーマンと並ぶ3大エージェントだ。そして、村上の代理人はタッカーらを担当するケーシー・クロース氏が務める。
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来シーズン村上がどこのユニホームを着るのか。契約は何年か、そして総額はいくらなのか。クロース氏がFAマーケットをコントロールする大物選手を複数抱え、村上の命運を握っている。
近日中に二軍戦で実戦復帰すると報じられている村上。“日本産スラッガー”に、海を越えて熱い眼差しが注がれている。


