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ポスティングは確実…ヤクルト・村上宗隆「ケガでどう変わった?」米球界リアル評…スカウトが明かした極秘数値「村上は45~50、岡本和真は…」

posted2025/07/04 11:02

 
ポスティングは確実…ヤクルト・村上宗隆「ケガでどう変わった?」米球界リアル評…スカウトが明かした極秘数値「村上は45~50、岡本和真は…」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

今オフのメジャー挑戦に注目が集まるヤクルト・村上

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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 今オフにもポスティングでのメジャー移籍を目指すヤクルトの村上宗隆。上半身のコンディション不良で今季の一軍出場は1試合のみだが、メジャースカウトが評価を下げることはない。それは、なぜか。米球界関係者らの証言をもとにその理由を探る。村上の契約年数や年俸の運命を左右する、ある選手の存在、“日本産スラッガー”のリアルな評価とは――。

「今シーズン、ケガで試合に出ていなくても、メジャー球団の村上の評価には大きく影響しない。実力、そして潜在能力はこの1シーズンで変わることはない。(2026年の)キャンプイン時点で26歳という年齢を考えても、ケガで村上の評価が下落することはない」

 米球界関係者が、そう語った。

なぜ「評価は不変」なのか?

 左のパワーヒッターとして、残り試合でいいパフォーマンスができてもできなくても、根本的な評価は不変だという。その理由は、今季の成績だけが村上の能力を示すわけではないからだ。

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 今シーズンの出場試合数が少なくても、ケガを治して来季に万全を期す。コンディションの回復をメジャースカウトは望んでいる。メジャー球団が見ているのは、メジャーへの適応能力とポテンシャル(潜在能力)。適応能力という点では、実際に海を渡り、生活に慣れ、チームに馴染み、初対戦の続く投手たちのボールに順応してみなければ分からない。ただ、成功の大前提となるポテンシャルと才能は、すでに各球団が認めている。それは1シーズンの負傷だけでは変わらない、ということだ。

基本線は「今オフ、ポスティングで…」

 将来有望な左打者が一気にメジャーの注目を集めたのは2022年のことだ。打率.318、56本塁打、134打点で三冠王を獲得して以来、メジャー球団は近い将来、現実的な獲得選手として「MURAKAMI」の名をリストに加えた。

【次ページ】 メジャーが重視する「OFP」

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