中日・高木守道が“涙の謝罪”「長嶋さん、申し訳ありません…」長嶋茂雄“あの引退試合”ウラ側…元フジテレビアナが見た「長嶋さんの予想外だった行動」 

「全盛期だったら、かなりやれたんじゃないかと思います。王さんが1962年に初めて本塁打王になってから13年連続でタイトルを獲得するので、長嶋さんはパワーではかないませんでしたが、とにかくいい場面で二塁打、三塁打を打つ。あの勝負強さは、どの国に行ってもスターになれたでしょう」

　そして岩佐さんは長嶋のキャラクターはアメリカ向きだったと話す。

宮崎キャンプ、くわえタバコで新聞を読む長嶋茂雄（1960年撮影、当時23歳）。外には女学生たちの姿　©BUNGEISHUNJU

「あのキャラクターは絶対にアメリカで受けます。プレーでも、コメントでも人気者になります。特にあの指先をひらひらさせるスローイングは人気が出たでしょうね。立教時代から、どうやったらお客さんを喜ばせられるか考えていたというんですから。そんな人、他にはいませんよ。三遊間のゴロも、普通ならショートゴロのはずなのに、長嶋さんが捕ってしまう。後ろでショートの名手、広岡（達朗）が苦虫を噛み潰したような顔をしていたのが、今でも目に浮かぶようです」

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　そして1981年、岩佐さんは長嶋さんと共に仕事をすることになる。

　ロサンゼルス・ドジャースと、ニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズを一緒に中継することになったのだ。

＜続く＞