日本代表のW杯スタメン予想「膝スラやな！」仲良し久保建英＆鎌田大地に「今では信じられんわ」ドイツで開眼25歳の3トップを推したい 

「ヨーロッパへ行くとボールの収め方、体の当て方が変わると思います。町野にも『変わったよね』という話は個人的にしているくらい、彼は大きく変わったと思います」

　鎌田は前線で唯一、2試合連続でスタメンに名を連ねた。その立場から、インドネシア戦で良い戦い方ができた理由について、こう考えている。

「2試合目までに練習の回数を重ねられたのが大きかったと思いますし、1試合目で出た色々な問題点や課題にチームとして取り組めたのは良かったなと」

町野に以前から抱いていた疑問をぶつけることにした

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　オーストラリア戦の反省点を活かそうと、鎌田は佐野海舟や町野と色々な話をした。キャプテンマークを務めた試合が終わっても、心に巻いたキャプテンマークは外していなかったのだ。

　その成果が表れたシーンが77分のこと。町野は遠藤の縦パスをエリア手前で受けつつ、佐野へパスを出した瞬間にエリア内に入る。そして右サイドのポケット（ペナルティエリア内サイド寄りのエリア）でリターンを受けて、右足を振りぬいた。相手GKの好守に阻まれたシーンについて町野に詳しく尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「オーストラリア戦では相手が中に密集していて、ボールを受けるシーンがかなり少なくて。いま言われたシーンも（早い）動き出しだったり、細かい動きを入れることで、中でも崩せると思っていたので」

　あの場面に限らず、少なくともあと2点は決められたと町野は考えている。攻撃を活性化させた上での1ゴール2アシストには手ごたえは示しつつも、満足する気はさらさらない。

　町野の話を受けて、筆者は以前から抱いていた疑問をぶつけることにした。

前線を活性化した町野　©Kiichi Matsumoto

　町野はキールで【5-2-3】の左シャドーを務めている。11ゴールという結果以外にも、ビルドアップやチャンスメイクの起点となり、一度パスを受けてさばいてから再びパスを受け、カットインシュートを放つこともある。また現代表の右利きのなかで、左足のキック精度はトップクラスだ。

シャドーよりワントップが「一番点が獲れるので」

　だからこそ、疑問に思う。ワントップだけではなく…….。

〈“シャドーの一角としても”プレーしたい〉
〈シャドーでの起用を考えてほしい〉

　と森保一監督に伝えないのか、と。

　町野の答えはノーだ。そこには理由がある。

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