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日本代表のW杯スタメン予想「膝スラやな!」仲良し久保建英&鎌田大地に「今では信じられんわ」ドイツで開眼25歳の3トップを推したい
posted2025/06/16 17:03

インドネシア戦では久保建英、鎌田大地、町野修斗が好連係を見せたが……1年後のW杯スタメンはどうなる?
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto
「点入れたら、膝スラやな!」
「勝てて良かった! キャプテンで大地くん、負けているからねー」
久保建英が嬉しそうに話したのは、インドネシア戦終了直後のピッチ上でのこと。初めて代表のキャプテンマークを巻いた久保は、JFAの公式YouTubeチャンネルのカメラに向かって“軽口”をたたいた。愛にあふれたイジりができるような信頼関係で結ばれた相手が、オーストラリア戦でキャプテンを務めた鎌田大地である。
実はこの2人、インドネシア戦の前にこんな約束をかわしていた。
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「今日は点を入れたら、膝スラ(イディング)やな!」
鎌田が先制ゴールを決めた後――少し控えめではあったが、膝からスライディングをしたのはそのためである。通称「膝スラ」は喜びを爆発させるときにするもの。違和感を覚えた人がいるなら、少し照れながらの「膝スラ」だったからだろう。
一方の久保は、鎌田の様子を見た後だったからか、年上の選手に混ざったときに一発芸的なものをやらされる機会が多かったからなのか、〈こういうのをやるときは照れちゃダメ。全力でやらないとダメなんすよ!〉とでも言わんばかりの勢いで、全力の「膝スラ」を見せた。
ただ、ゴールセレブレーションは仲の良さだけを表すものではない。2人は同じような意気込みで、試合に挑んでいた。オーストラリア戦の二の舞は絶対に許されない。オレたちが日本の攻撃を活性化させるぞ。といった具合に。
鎌田「町野にも“変わったよね”と」
そして、2人と共に攻撃を活性化させ、1ゴール2アシストを記録したのが町野修斗だった。
前編で紹介した「前線で収められるところが町野選手の特長」という久保の意見に鎌田も同意しており、その成長を鎌田はこう解説する。