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核心にシュートを!BACK NUMBER
「嬉しいですねキャプテン!」2学年下の久保建英から〈良いパスだった〉サムズアップ…オチャメな町野修斗25歳が日本代表FW争いに急浮上
posted2025/06/16 17:02
インドネシア戦の町野修斗と久保建英。トップとシャドーで好連係を見せた
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto
嬉しいですね、キャプテンにそう言ってもらって!
「いやぁ、嬉しいですね、“キャプテン”にそう言ってもらえて!!」
インドネシア戦後、笑顔を見せてそう答えたのは町野修斗だった。一体、何に喜んだのか――。
その真相を明かす前に、この試合でキャプテンを務めた久保建英は町野のアシストで、町野は逆に久保からのアシストにより、ゴールを決めたという事実を示しておく。
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久保は第二次森保政権下での通算アシストが14個目、ゴールとアシストを足したスコアポイントも20ポイントとなり、ともに単独トップに躍り出た。自らが積み上げてきた数字についてこう振り返る。
「悪くない数字なんじゃないですかね。(多くの試合に)出させてもらっているからこそだと思うので、期待に応えて当たり前なのかなと思います」
一方で町野が喜び、ウィットに富んだ冒頭のコメントは、TV用のフラッシュインタビューで久保の話を差し向けられたときだった。
町野が前線でボールを収めてくれたことへの感謝と、それが町野の特長である――そう久保が評していたことについて、どう感じるか。そんな質問をぶつけると、キャプテンマークを巻いた久保との関係について、茶目っ気たっぷりに語ったのだった。ちなみに、町野は久保の2学年上である。
“じつは効いていた”最前線・町野の立ち位置
インドネシア戦で6ゴールを叩き込めた要因、つまり日本の攻撃が機能した理由は大きく分けて2つある。1つが中盤の底を務めた遠藤航のポジショニングだった。
もう1つの理由が、本稿のテーマである。じつは最前線に位置した町野が左右に流れることなく、前線中央のエリアにとどまって攻撃を活性化させたからだ。
町野は21分間の出場に終わったオーストラリア戦を無駄にしていなかった。実はその試合後、遠藤にこんなことを尋ねていた。

