熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「クボとカマダの2シャドー、DFは…」“W杯推奨スタメン”を日本通ブラジル人記者がズバリ予想「3人のサプライズ候補はコスギと…」26人争いも
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/06/13 17:00
北中米W杯まであと1年。現状でスタメンを組むとしたら……日本通ブラジル人記者がズバリ答えた
「オランダ(NECナイメヘン)で活躍する20歳のFW塩貝。やはり20歳の長身CF後藤啓介(アンデルレヒト=ベルギー)、19歳の俊敏な左サイドバック小杉啓太(ユールゴーデン=スウェーデン)も、今後の成長次第では可能性があるんじゃないかな」
守備はアジアから世界基準に変える必要が
――これから来年6月のW杯開幕までにサムライブルーが克服すべき課題は何でしょうか?
「今回のインドネシア戦がその典型だけど、アジア予選では日本が攻撃する時間が長く、守備陣が試練にさらされる場面が少なかった。しかし、世界の強豪相手だとこうはいかない。パワー、スピード、攻守の切り替えの速さ、球際の強さなどが、アジアの国とは段違い。攻撃もそうだけど、とりわけ守備をアジア基準から世界基準へ変える必要があると思う」
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――そのためには、今後、チームとして、選手個人として何をするべきだと思いますか?
「できるだけ強い国と強化試合を行ない、そこで出てきた問題点を一つ一つつぶすこと。アジアのことは忘れ、広く世界に目を向けなければならない。個々の選手は、所属クラブで出場機会を確保し、なおかつ結果を出して、さらに成長する必要がある」
いつもながら、我々日本人とは異なる視点から、W杯の推奨スタメン(※フォーメーションの並びは関連記事からご覧になれます)などについて率直な考えを聞かせてくれた。

