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「地獄でした」久保建英がコメント“負けに等しいドロー”語られていない光景…微妙判定に敵地騒然→怒りの古巣監督にタケが《カメラマン激写》
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/04/24 17:40
古巣ビジャレアル戦を戦ったレアル・ソシエダの久保建英
試合が2-2のまま終了を迎えると、一時スタジアムを包んだ熱狂はそのまま騒然とした様相に変わっていった。ホームサポーターが手錠を連想させるようなポーズを審判に向け、また負傷のためベンチ外のイリアス・アコマックがVARの画面モニターを破壊してしまったという報道まであり……。さらに判定に納得のいかないマルセリーノ監督が審判の元へ詰め寄る姿もあった。
85分までプレーをした久保は、試合後のピッチで元同僚たちと言葉を交わす姿が見られていたが、マルセリーノの姿を認めると、彼をなだめるように抱き寄せる姿もあった。
負けん気の強い久保が認めた“負け”の内実
判定が試合の論点を濁してしまったところはあったが、負けん気が強い久保が――冒頭に記したコメントのように――引き分けたにも関わらず負けを認めざるを得なかったのは、内容の差を痛感したからにほかならない。
試合後のピッチでは、仲間たちと次の戦いに向けて熱く語り合う久保の姿があった。23日に行われたアラベス戦では先発出場して今季8度目のMVPに選ばれたものの得点に絡めず、チームも0-1で敗戦。欧州カップ圏内が厳しくはなっているが――残り試合でどれだけのインパクトをファンに見せられるか。



