「別次元に行っちゃった…」森保ジャパン期待の20歳高井幸大の“顔”が変わった？「Jリーグでは化け物級」敵記者も嘆く“ポカ激減”進化のワケ 

　飄々としていて、人前で感情をあらわにすることは少なかった高井だが、佐々木の言う通り、ピッチ上で猛るように険しい表情を見せることが明らかに増えた。攻守にわたってポジションの取り直しが明らかに早くなり、局面が変わった際にもフラフラしていることや軽い守備、いわゆる“ポカ”をすることが激減している。

「（日本代表の）高いレベルに触れることで感じるものがありました」

　自身でもこう話したように、その自覚がプレーに影響しているのは明らか。日本代表での活動に加え、「試合でありそうなことを潰していく」ことを徹底する長谷部茂利監督やコーチングスタッフによる日々の指導が成長につながっている。

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　現在、日本代表のディフェンスラインは怪我人が続出している。冨安健洋が負傷を繰り返し、谷口彰悟は左アキレス腱断裂で長期離脱中、さらに伊藤洋輝が再び右足の中足骨を骨折した。不安材料ばかりが目立つが、高井の台頭はW杯に向けて選手を見定める森保監督にとって嬉しいトピックだろう。

三笘薫と言葉をかわす高井幸大　©︎Kiichi Matsumoto

　次世代ではなく、戦力としてW杯へ。高井が目指すところはますます、高い。