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「別次元に行っちゃった…」森保ジャパン期待の20歳高井幸大の“顔”が変わった?「Jリーグでは化け物級」敵記者も嘆く“ポカ激減”進化のワケ
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菊地正典Masanori Kikuchi
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/04/01 17:03

サッカー日本代表・森保一監督から期待を寄せられるDF高井幸大(20歳)。身長192cmはフィールドプレイヤーの中で最長身
同じピッチにいた選手たちも高井の成長に目を見張る。板倉滉は同じ川崎の下部組織出身の後輩をこう評価する。
「強いし、足下の技術もあるし、チームでやっているプレーを堂々と代表で出してくれました。この最終予選、緊張感とかいろいろあるかなと思っていましたけど、試合の入りからアジャストして入っていたし、淡々といいプレーをしていたので、頼もしいなと思いました」
主に同じ右にポジションを取り、高井の縦パスを受ける回数も多かった久保建英は、「まず彼にとって難しい展開にならなくてよかった」と気遣い、指摘も加えながらこう語った。
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「ボールを持ってからの運び出しや、あの体格で落ち着いたプレーができるということが彼のいいところだと思います。もっと自分のストロング(ポイント)を出して、もっと持ち運んで良かったかなと個人的には思いますけど、前半は僕のサイドが1枚少なかったので、彼にとっては少しやりづらかったのかなとも思います」
「顔つきが垢抜けてきた」
森保監督や代表選手から確かな期待を寄せられる高井だが、その成長ぶりをもっとも身近で感じているのは川崎のチームメイトだ。
最終ラインで高井とコンビを組む佐々木旭は、年齢こそ4つ離れているが「よく一緒に怒られていた」という同期でもある。
「(プレー中に声を出すことが苦手だったが)今では味方に喝を入れるし、お互いに意見交換し合いながらプレーできています。すごく頼もしくなったなって。顔つきが垢抜けてきました」