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甲子園の風BACK NUMBER
清原和博次男は兄と入れ替わり慶大、宮本慎也ジュニアは法大…「プロ二世」「指名漏れ」注目の高校球児の進路先大調査2025!<一覧リストつき>
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内田勝治Katsuharu Uchida
photograph byJIJI PRESS
posted2025/03/07 17:01

プロ指名されなかった兄・正吾と入れ替わりで慶應大に進学する清原勝児。兄を超えてプロ入りの夢を果たせるか
元プロ選手の「二世」たちは?
「二世選手」も新たなステージで勝負する。捕手として3球団を渡り歩いた匠さん(元西武など)を父に持つ横浜・椎木卿五捕手が立正大(東都)、プロ通算36勝を挙げた浩二さん(元西武)の長男で、浦和学院(埼玉)で主将を務めた三井雄心内野手は社会人のHondaからプロ入りを目指す。
元ヤクルト宮本慎也・元巨人矢野謙次のジュニアは名門大入学
プロ志望届を提出せずに名門大学へ進学したジュニアもいる。名手で鳴らした慎也さん(元ヤクルト)の長男で、東海大菅生(西東京)のエース・宮本恭佑投手はハイレベルな投手陣が揃う法政大で腕を磨く。勝負強い打撃が持ち味だった謙次さん(元巨人、日本ハム)の長男で、俊足強打の國學院久我山(西東京)・矢野丈太郎外野手は青山学院大へ。東都最多の通算24本塁打を放った井口資仁さん(元ロッテ監督)と同じルートを辿り、将来的には父が活躍した舞台にドラフト1位で指名されることが目標だ。
昨夏まで早鞆(山口)の監督を務め、今年ソフトバンクの4軍監督に就任した基さん(元ダイエー)の次男で、強肩が武器の東筑(福岡)・大越塁捕手は、かつて父が在籍(のち中退)した早稲田大へ指定校推薦での入学が決定。長男の大越怜投手は立教大に在籍しているが、兄弟対決はあるか。
清原和博の次男は兄に続いて慶應大に
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プロ通算525本塁打を放った和博さんの次男で、慶應(神奈川)の2023年夏の甲子園優勝メンバーである清原勝児内野手は、長男の正吾内野手と入れ替わる形で慶應大に入学する。
ここでは挙げきれなかった有望選手も数多くいる。高校野球を巣立ち、新たなステージで勝負する球児たちの活躍に期待したい。
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