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甲子園の風BACK NUMBER
清原和博次男は兄と入れ替わり慶大、宮本慎也ジュニアは法大…「プロ二世」「指名漏れ」注目の高校球児の進路先大調査2025!<一覧リストつき>
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内田勝治Katsuharu Uchida
photograph byJIJI PRESS
posted2025/03/07 17:01

プロ指名されなかった兄・正吾と入れ替わりで慶應大に進学する清原勝児。兄を超えてプロ入りの夢を果たせるか
地方で腕を磨いてプロにアピールを続ける好選手たち
トルネード投法が魅力の平塚学園(神奈川)・三村晃次郎投手、県岐阜商の最速149キロ右腕・森厳徳投手は上武大(関甲新学生)、大牟田(福岡)のドクターK左腕・境利月投手は九州産業大(福岡六大学)に進学。豊橋中央(愛知)の最速150キロリリーバー・内山京介投手は社会人の西濃運輸、磐田東(静岡)の185センチ右腕・寺田光投手はクラブチームのショウワコーポレーションに進む。
野手では戸畑(福岡)の韋駄天リードオフマン・萩原望安内野手、好守が光る樟南(鹿児島)・坂口優志内野手が九州共立大(福岡六大学)でアピールを続ける。
プロ志望届は出さず、六大学に進むのは…
東京六大学や東都といった名門リーグに進む、甲子園未経験の注目選手もいる。慶應大には、兵庫県屈指の公立進学校である神戸の左腕・舩見将太投手、桐蔭学園(神奈川)から最速142キロ右腕・熊ノ郷翔斗投手と堅実な守備が光る稲富瑠己内野手、城南(徳島)で主将を務めた島凜太朗捕手、土佐(高知)の二塁手・梶岡拓真内野手らが入学。
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法政大には須磨翔風(兵庫)の最速143キロ右腕・槙野遥斗投手や、昨夏の山梨大会、木製バットで場外本塁打を放った駿台甲府(山梨)・井上和輝捕手、抜群の守備力を誇る大分舞鶴・野上大耀内野手らが虎視眈々と神宮での出場をうかがう。
明治大はスポーツ特別入試合格者15人中、甲子園未経験者はわずか2人しかいない。ガーナ人の父と日本人の母を持つ最速147キロ右腕の千葉黎明・三田村悠吾投手、遠投110メートルの強肩が持ち味の桐光学園(神奈川)・中村優太捕手が4年間でどこまで成長を遂げるか注目だ。
東都リーグの“甲子園未出場”新戦力をチェック
昨年、史上5校目となる大学4冠を達成した青山学院大は、常葉大菊川(静岡)の142キロ右腕・小沢凜登投手、昨夏の東東京大会で東京を創部初の4強へ導いた永見光太郎投手、強肩強打の市原中央(千葉)・土橋怜於捕手、走攻守三拍子揃った福岡大大濠・大神浩郎外野手らが進学。中央大には投げては最速146キロ、打っては高校通算25本塁打の昌平(埼玉)・山根大翔投手や、父の成仁さんが1998年春夏甲子園連覇を達成した横浜(神奈川)のメンバーだった横浜隼人(神奈川)・山野井寛大捕手らが狭き門を突破した。
國學院大の新入生は私学の甲子園常連校選手が名を連ねる中で、熊谷商(埼玉)の145キロ右腕・中村謙吾投手の入学が決定。亜細亜大は宜野湾(沖縄)・金城志武投手、日本大は盛岡第三(岩手)の藤枝歳三投手が県立高出身の意地を見せる。