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「オオタニの邪魔をしてはいけない」エンゼルス恩師が大谷翔平を語った言葉…一方、ドジャース監督が“最も強調した言葉”とは?「私の仕事は…」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2024/12/31 17:35

「オオタニの邪魔をしてはいけない」エンゼルス恩師が大谷翔平を語った言葉…一方、ドジャース監督が“最も強調した言葉”とは?「私の仕事は…」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

エンゼルス時代、二刀流挑戦を支えたマドン元監督と大谷翔平

ロバーツの信念「いかに正直なコミュニケーションをとるか」

 一方のロバーツはこのオフにイベントで日本を訪れた際、こんな言葉を残した。

「マネジメントにおいて、人と人のつながりが一番大事だと思っている。具体的には人のポテンシャルをいかに最大化できるか。それが私の仕事において一番大事なところ。お互いにリスペクトを持って接することができるか、それが大事なテーマになっている。お互いの理解を深め合っていくことが大事であり、26人の選手は一人ひとりが違う考え方を持つ、違う選手。それには違う対応をしなければならないし、それぞれのポテンシャルを最大化するのが私の仕事だ。

(大谷は)来年は二刀流、投打で出場する予定だ。これにおいて、マネジメントとして一番大事なのは、大谷とのコミュニケーションだ。いかに正直なコミュニケーションをとるか。彼の健康状態だったり、どう考えているかをお互いに把握することだと思っている。今年と比べて、登板すれば打席数は少し減ってくると思う。そのバランスをとることにおいて、彼自身の二刀流の経験に頼りながら、トレーナー陣と一緒にみんなで話しあいながら、最適なマネジメントをしたいと思う」

2人の指導者に、大谷は心を開いた

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 コミュニケーションの重要性を訴えかけることは簡単だ。リーダーならば、誰でも容易に口にする。それを実践し、相互理解を深めることは容易なことではないが、この2人の指導者に大谷は心を開いたと感じる。出会いは人生において重要だ。大谷がメジャーでの成功を導き出す過程において、この2人との出会いは重要だったと感じる。

 マドン、ロバーツにはそれぞれ違った魅力もある。マドンは『策士』、ロバーツは『正直者』――。後編では、彼らの異なる特徴について解説する。《後編に続く》

#2に続く
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