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守田英正「アジアカップ敗戦で言ったこともそうだし…」報道陣に緊張が走った“提言”後に起きた変化…オーストラリア戦で見せたリーダーシップ
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKiichi Matsumoto
posted2024/10/18 11:01
オーストラリア戦でキャプテンマークを巻いてプレーする守田英正
明かした“リーダーシップ”への自覚
高い戦術理解能力と実行力を有する守田は、このところ「得点の意識をより高めているし、バランスを崩さずにそれができていると自己評価している」とも話している。
遠藤が不在だったオーストラリア戦では、ダブルボランチを組んだ田中碧について、「強度は間違いなく上がっていると思う」としたうえで、「碧が3バックでプレーした機会が少ない中で、良い意味でのアンバランスさ、自由さ、彼にしかない能力をうまく使ってあげられなかった。碧をもっと活かすようなバランスを自分が取るべきだった」と反省を込めて振り返っていた。また、キャプテンマークを巻いたことに対して「きょうの試合に限っては日本で僕一人しか巻けない。とても光栄なこと」と語ったように、リーダーシップへの自覚もうかがわせた。
チームに必要なことを厳しく求める。相棒の個性に応じて自身が変化し、チームとしての機能性を高めることができる。29歳のMFは北中米W杯で日本が歴史を変えるために欠かせない野太い存在感を身につけつつある。