NumberPREMIER ExBACK NUMBER
「日本人が連想するのはやっぱりヤンキースとドジャース」1978年ワールドシリーズをなぜフジテレビが中継したのか? 実況・岩佐徹が振り返る名勝負
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph byGetty Images
posted2024/10/10 06:00
1981年の優勝トロフィーを持つドジャースのラソーダ監督(右)とオマリー会長(中央)
対照的なカラーを持ちながらも、名だたるオーナーに有名監督、正真正銘のスターが両軍には揃っていた。
「現在の両軍にも魅力的な選手がいますが、当時はキャラクターがもっと濃かった気がします。監督のマーティンは'78年のシーズン途中にオーナーと4番のジャクソンを批判して辞任に追い込まれます。後任には温厚なボブ・レモンが就任して、レッドソックスとの14ゲーム差をひっくり返してシリーズに駒を進めました。
そしてドジャースの方もスター揃い。打順をみんなそらんじることができたほどで、1番ロープス('00年から'02年までブリュワーズ監督)、2番ラッセル('96年から'98年までドジャース監督)、3番スミス('83、'84年に巨人でプレー)、4番ガービー(今年11月の上院選に出馬中)、5番セイ、6番ベーカー(アストロズの監督として'22年ワールドシリーズ優勝)……。そうそうたる顔ぶれです」
投手陣では、ドジャースの第1戦の先発投手は左腕のトミー・ジョンだった。あの「トミー・ジョン手術」の本人である。
【続きを読む】サブスク「NumberPREMIER」内の【ヤンキースvsドジャース】「解説は長嶋茂雄さんで…」1978年と81年ワールドシリーズをなぜフジテレビが中継したのか?<実況・岩佐徹が振り返る名勝負>で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。
Number1105号「大谷翔平 新たな伝説の軌跡」 書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします