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久保建英が“因縁の暴力的ファール主犯”と再会して〈気にするなよ〉間近で見た潔さ…スペイン名物ワインの本拠地に馴染む“14番への愛”
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2024/03/19 17:26
ホームで久しぶりの勝利を挙げたレアル・ソシエダ。怪我明けながら久保建英の表情も明るかった
前節アウェイでの勝利に続き2連勝となり、徐々にチーム状況の好転を感じさせ始めている。
今節が終わり、EL出場圏内6位のソシエダは、CL出場権を得る4位とは10ポイント差をつけられている。また7位ベティスとは4ポイント差となっており、着実に確実にポイントを獲得していく必要がある。
暴力的ファールを受けた相手との再会に…
また試合後には、相手ボランチのルベン・アルカラスから話し込まれる久保の姿があった。
昨年末、カディスがホームにソシエダを迎え撃った一戦でのこと。久保は度重なる暴力的なファールに苦しんだ。その主犯格だったのが、久保への対応に遅れをとったアルカラスだった。
この会話の詳細は明かされていない。ただ写真を見る限り、謝罪というよりは“言い訳”をしているように感じられるが……。
とはいえ当の久保は〈もういいよ、気にするなよ〉とでもいうように、10歳上のアルカラスに肩を組み宥めるような姿が印象的だった。
ソシエダの次節は、代表ウィーク明けの対アラベス戦となる。日本代表へ選出された久保はワールドカップ予選の北朝鮮との2連戦へ臨む。