「私の青春のすべてです。今でも20年前の当時の雑誌を大事に保管しています」（36歳・女性）

「（当時）東北が弱く優勝したことがないということで有名でしたが……ダルビッシュ選手を見て、東北民全員が希望を持ったと思います。あんなにハラハラドキドキしたのは初めてでした！」（30歳・女性）

「余力を残しているようにさえ見えた。高校野球がゴールじゃない感じ」（36歳・男性）

6位　田中将大　21票

　21票を集めた田中将大（駒大苫小牧／南北海道）が6位にランクイン。

　2005年、夏の甲子園57年ぶり連覇を果たした駒大苫小牧。そんな最強チームにあって、背番号11ながら実質的なエースとして活躍したのが2年生・田中でした。高校生レベルを超越したスライダー、豪腕から繰り出される直球、そして気迫を前面に出したマウンドさばきで相手を翻弄。3年時は決勝再試合に及んだ斎藤佑樹（早稲田実）との投げ合いも、日本中の注目を集めました。

6位に田中将大（駒大苫小牧）　©Hideki Sugiyama

「2年時の田中投手。準々決勝の鳴門工戦、準決勝の大阪桐蔭戦、決勝の京都外語大西戦。歴代の北海道代表の投手で、あれほどの気迫、表情、球威を持った人物を彼以外いまだに知らない。『打てるもんなら打ってみろ！』という彼のパフォーマンスは、強烈だった」（54歳・男性）

「2年生初登板の試合、実際甲子園で観た。球威、スライダーが他の高校生と別次元」（58歳・男性）

「マー君（田中将大）とハンカチ王子（斎藤佑樹）の対決に胸が熱くなり、それまであまり興味がなかった高校野球に熱中したのを今も覚えています。田中将大選手の投げる姿を見て、野球に詳しくない私もその怪物ぶりに感動しました」（46歳・女性）

「2年時から大物感がありました。その後のプロ、メジャーでの活躍さもありなんです」（48歳・女性）

　錚々たる名前が挙がった5人の“最強ピッチャー”を押さえ、ベスト5にランクインしたのは……？

〈つづく〉