【北陸】ユニホームが似ているので応援歌も…

「ユニホームが阪急ブレーブスにそっくり」と話題の北陸（福井）は、なんと同球団の応援歌『晴れたる青空』を演奏。吹奏楽部顧問に理由を尋ねると、「阪急ブレーブスファンの方から、ユニホームが似ているので応援歌もやってほしい」と学校に連絡があり、リクエストに応えたという。このようなフットワークの軽さや、「せっかく甲子園に出るのだから」と、ファンの期待に応えて大会を盛り上げる姿勢が素晴らしいと感じた。

【明桜】“コマチ”…B'zの名曲を導入

　大会7日目に登場した明桜（秋田）は、新しいチャンステーマに『太陽のKomachi Angel』（B'z）を導入。名産のお米「あきたこまち」から連想して採用したとのことで、対戦相手の八戸学院光星吹奏楽部顧問・五十嵐敬彦氏も「なるほど……！　その発想はなかった」と脱帽。「八戸の名産はなんだろう。イカとサバかな。でも最近はイカも獲れなくなってきてるし……」と悩みながらも、応援曲の選曲方法に刺激を受けた様子。

　秋田県吹奏楽コンクールで最優秀賞を受賞した、上質なサウンドによる演奏で、SNSではB’zファンも歓喜していた。

【九州国際大付】最後にサプライズが…！

　ラストの49校目、九州国際大付（福岡）は、大リーグ・メッツの守護神、エドウィン・ディアス投手の登場曲、ティミー・トランペットの『Narco（ナルコ）』を演奏。闘志を奮い立たせる勇ましいトランペットの音色が印象的で、「どこかやる学校があるかな」と思っていたので、最後の最後にこの曲が流れてきた時は、心の中で思わず「キター！！！」と叫んでしまった。

　まだまだ続くアツい夏。アルプススタンドから流れるブラバン応援と、コロナが明け、思いっきり応援できる喜びにあふれた大声援にも耳を傾けながら観戦すると、高校野球が100倍楽しくなること請け合いだ。

〈#1「人気応援『盛り上がりが足りない』に賛否」編からつづく〉

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甲子園で賛否…大人に不評、高校生に人気『盛り上がりが足りない』は誰のための応援？ アルプスが“フェス化”する今「コロナ前と応援が変わった」

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