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1位はやっぱりディープインパクト、では2位と3位は?「あなたが選ぶ“最高のダービー馬”はどの馬ですか?」ベスト5発表《600人アンケート》
posted2023/06/26 17:30
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Takuya Sugiyama
2023年5月28日。皐月賞2着のタスティエーラが、1番人気に支持されたソールオリエンスへのリベンジを果たし、第90代の日本ダービー馬が誕生しました。その翌週の6月3日には、2021年生まれの2歳馬による新馬戦がスタート。2024年のクラシックへの出走権をかけた戦いは、夏から秋にかけてますます熱を帯びていくことでしょう。
試行錯誤を繰り返しながら、時代を追うごとに進歩してきた日本の競馬界。世代の頂点を決めるダービーというレースの歴史は、その成長と進化の過程が凝縮された“教材”でもあります。だからこそ「ダービー馬」という響きは、他のレースの優勝馬とは異なる特別な重みを持っているのかもしれません(平成以降のダービー馬は下記リストをご参照ください)。
Number Webでは「あなたが選ぶ『平成以降、最高のダービー馬』はどの馬ですか?」というテーマでアンケートを実施。5月29日から6月5日にかけて、計631票の投票が集まりました。本記事では、5位から1位までのランキングを発表します。<#1では6~10位の結果を公開中です>
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5位 オルフェーヴル(2011年) 47票
5位に選ばれたのは、桁違いな能力の高さと気性の激しさから“暴れん坊”の異名をとる三冠馬オルフェーヴルです。
雨が降りしきるなかで行われた2011年のダービー。泥だらけになりながら不良馬場のど真ん中を突き抜けたオルフェーヴルの末脚の力強さは、その後の輝かしい未来を予感させるものでした。一方で、三冠を達成した菊花賞のレース後に鞍上の池添謙一騎手を振り落としたことや、阪神大賞典での「逸走→2着」の衝撃、さらに凱旋門賞での斜行による惜敗など、常識外れのエピソードに事欠かない点も同馬が愛されてやまない理由のひとつでしょう。「癖の強いキャラも最高で、いつまでも心に残る名馬」(51歳・女性)といったコメントに、思わず「うんうん」と頷いてしまうファンも少なくないはずです。
「雨で馬場も悪い中、綺麗な栗毛の馬体が馬群を抜け出てくるのに鳥肌が立った」(23歳・女性)
「金色の馬体、荒々しい気性、全てを凌駕する強さ。凱旋門賞制覇の夢を一番近くまで見せてくれた。今でもずっと思い出に残るダービー馬です」(31歳・男性)
「引退レースの有馬記念も8馬身差の圧勝、欧州でも日本でも馬場不問の強さ。菊花賞のゴール後に騎手を落馬させたり、阪神大賞典では一度レースをやめかけてからの2着と、三冠達成後も思わぬことをして見る者を楽しませてくれ、それでいてやはり強かった。私の中での最高のダービー馬です」(46歳・男性)