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1位はやっぱりディープインパクト、では2位と3位は?「あなたが選ぶ“最高のダービー馬”はどの馬ですか?」ベスト5発表《600人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTakuya Sugiyama
posted2023/06/26 17:30
計631票が集まった「あなたが選ぶ“最高のダービー馬”」アンケート。平成以降のダービー馬35頭の中から、ベスト5に選ばれた馬とは?
1位 ディープインパクト(2005年) 142票
1位に輝いたのは、2005年に無敗で三冠を制したディープインパクトでした。得票数は唯一の3桁超えとなる142票。人気、実力、そして競馬界に与えた影響と、どれをとっても「納得の1位」と言えるのではないでしょうか。
皐月賞を含む4戦4勝で迎えたダービーでは、単勝1.1倍の支持に応えて5馬身差の圧勝。レース後、数々の名馬に跨ってきた武豊騎手に「感動しています。この馬の強さに」と言わしめた競走能力の高さは、あらためて強調するまでもないかもしれません。「ディープの強さに説明はいらない。競馬に疎い人にも、とりあえずレースを見ろと言えばわかってもらえる圧倒的な強さがある。こんな馬はなかなかいない」(28歳・男性)というコメントの通り、そのレースぶりの凄まじさは「視覚に直接訴えかける」ものでした。
「次元が違う、もはや敵なし、そして最強の名馬。僕がおじいちゃんになっても、孫に伝えたい馬。それがディープインパクトです」(42歳・男性)
「武豊騎手を背に飛ぶような走りで2着に5馬身差をつけての圧勝劇。今見てもその強さに痺れます!」(35歳・女性)
「小ぶりでスマートな馬体。鮮やかな差し切り。走るのではなく、飛ぶように進んでくる姿。微動だにしない美しい姿勢で馬にまたがる武豊。他馬には見られなかった鮮やかなイメージが忘れられません」(69歳・男性)
「100%勝つと思えた馬はこれだけでした。レース見たさに招待された結婚式も欠席しました(笑)」(54歳・女性)
一部のファンからは「競馬を始めるきっかけになった馬だから」(46歳・女性)、「テレビでディープの走る姿に圧倒されて競馬沼にハマったので。毛嫌いしていた競馬をギャンブルとしてではなく、スポーツとして捉えることができました」(53歳・女性)など、ディープインパクトをきっかけに競馬を好きになったという声も。衝撃的な勝利を重ねるうちに、その存在は競馬界を超えて“社会現象レベル”になっていました。
また種牡馬としても、三冠馬コントレイルをはじめ歴代最多となる7頭の日本ダービー馬を輩出。さらに国内外を合わせて12頭しかいないラストクロップの1頭であるオーギュストロダンが、2023年の英ダービーを制しました。ディープインパクトは2019年に惜しまれながらこの世を去りましたが、今後も世界中の競馬場でその血を受け継いだ馬たちが活躍していくのは間違いないでしょう。
「他にも選びたい馬はいるが、ダービー後の走り、また種牡馬になってからも多くのダービー馬を輩出する等の実績を目の当たりにすれば、この馬を選ばざるを得ない」(61歳・男性)
「ラストクロップが英ダービー制覇。日本だけでなく世界の勢力図を塗り替えた」(46歳・男性)
ランキングの上位を占めたのは3頭の三冠馬、そしてJRA顕彰馬のウオッカとトウカイテイオーでした。今後、トップ5に名を連ねるレジェンドに肩を並べるようなダービー馬は生まれるのでしょうか。歴史を塗り替える新たな優駿の誕生を、楽しみに待ちたいところです。
<あなたが選ぶ「平成以降、最高のダービー馬」6~10位結果発表から続く>
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。